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土地買ったよ。

今日やろうと思ってたのは勉強をする、お金を稼ぐだけど、よく考えたらお金には今あんまり困っていないし、勉強はこの国の大学を卒業したから本を読むしかないわ。


この国、頭悪いからサ…


んじゃ、評判下げるのと、図書館に行って見るのと、土地を見ましょう。

1000万マニーあったから、前金くらい払えるかな?


ライズになっているから土地買えるし。ああ、ちなみに変化は無属性なの。ランク1の魔法だけど、私にかかれば誰も見抜けないわ!あっすいません。調子乗りました。


ーーさて、自慢はこれくらいにして不動産屋へ行きますか。


「いらっしゃいませ。どんな土地をお探しですか。」


「街から離れていて広い土地がいい。」


「そうですか。ちなみに予算は?」


「1000万マニー。」


「それでは、5km×10kmの土地がいいと思います。」


「どんなところ?」


「王都から1kmの土地です。土地の範囲を示す柵はありますよ。」


「一回見てみせてくれ。」


「では見に行きましょう。遠いので転移を使いますよ。」


ーーそして、回って帰ってきた。

つまらんかった…


雑草ボーボーで王都から2kmだった。


1kmもサバ読みやがって…


安いから買うけどなっ!


「では、土地をください。」


「はい。ここにサインをお願いします。」


「出来ました。」


「では料金をお支払いください。」


「これが前金で、あといくらですか?」


「え?」


「え?」


「おほん、失礼しました。この土地はきっかりこの値段ですよ。30年売れ残って、とても安くなったんです。」


「そうですか。ありがとうございました。」

よっしゃ、土地ゲット!んじゃ、空間魔法使えるか試してみましょう☆


え~、転移する先をイメージして…他の属性無詠唱できるけど、一応ね…

あ、ちなみに、詠唱すると想像しやすくなるよ。要は補助だね。

詠唱って自分でも作れるらしいし、普通の長いから作ってみるか…


「どこ〇もドアー…転移」


シュパッッ


目が、メガアアアアア


「お、いけた。」

そこは、さっき来た土地の入り口だった。


ただ、どこでも〇アーは止めよう。

あとめっちゃ眩しかった。


土地についたし、家作りますか。


その時、私の脳内にキ○ーピーの提供で送る、3分と言いながらそれ以上長い時間でcookingする番組の音楽が流れ出した!


私の3分建築~


①まず、家を作る場所を綺麗にするため、炎魔法で雑草を焼きます。この時、風魔法で仰ぐとなおいいです。

これを、綺麗になるまで続けます。

炎が強すぎると土地がマグマになり固まるので気をつけましょう。



②次に、土魔法で土を柔らかくして、

障害物を掘り起こしましょう。



③炎魔法で土地をマグマにし、平らになったところで氷魔法と風魔法を組み合わせて冷やしましょう。

この時、水を垂らすとジュッとなっておもしろいです。



④さあ、家を作りましょう。調合&錬金すると、調合で材料を、錬金で家を作れて簡単です。

後は、デザインなり何なりして下さい。



「出来た!」

家ができた。もちろん3分以上かけて作ったよ!10分だよ!


3分クッキング?アー、ソンナコトモイッテタッケナー



ちなみに、30m×10mの馬鹿でかい家だよ!

中は地下1階、1階、2階があって、地下1階は3部屋で、錬金部屋、実験部屋、隠し部屋を作った。ちなみに魔力をこめながらガラスを作ったら光るようになって、一緒に作ったスイッチでつけたり消したりできるから、家の電気は全てそれだ。売れるかもしれないし、今度ラピになって大学の先生に渡そうと思う。


1階は5部屋で、リビングはそのガラスで机と椅子を作って置き、リビングと繋げてキッチンを作り、(ここは鉄。何でもガラスはへんだし。)廊下の扉の向こうにトイレを作り、トイレの隣の部屋にお風呂を作り、一番奥に書庫を作った。

2階は9部屋とにで、裁縫部屋と、自分の寝室と、物置2部屋と、空き部屋3部屋と、庭と、自分の部屋と、隠し部屋を作った。

「んじゃーもー帰んないとダメか…そうだ!もうすぐ誕生日だから…あ、ゲート置いとこ。」


ちなみに、ゲートとは、設定したところに転移できる魔道具だ。去年の7歳の誕生日にもらった。


そして、ゲートをくぐって家の自分の部屋に帰った。


「食事です。」


ちなみに、私は家の者達から嫌われている。今のは侍女長だ。名前すら呼ばない。


あれか、呼ぶだけましと思えってか?


言っていなかったが、私は長女。2人の兄(双子)と弟が1人と妹が1人いて、兄と弟は攻略対象だ。なんとテンプレ。まあ、1番上の兄は隠しキャラだけど。


うちの兄弟は、攻略対象だけあってイケメン。1にいと2にいは3歳年上で暗い赤髪に赤い目のザ、軍人!というふうな体格。

1にいはいつも落ち着いていて、2にいはわんこ系。

弟は、1歳年下で明るい赤髪に金の目で、元気な少年らしい感じである。あざといが。あざといが。あざといがっ!



もう1人の妹は3歳年下でわたしの親に虐待されていた。

5歳の時にわたしがかくまって、それ以来ずっとわたしになつきわたしの部屋にいる。あのクソ親はそれを知っているが何もしない。名前すらつけられていなかったので、わたしが名前をつけて、育てた。

妹はすごく可愛い。赤の髪に桃色の目の儚げな美少女で、とてもかわいい。今日帰ってきてわたしが


「ねえ、お姉ちゃん13歳になったらここを出るんだけど貴女はどうする?」


「わたしを助けてくれたのはお姉ちゃんなの。お姉ちゃんにも捨てられちゃうの?」


「そんなことしないわ!じゃあ、わたしについてくるのね?」

(コクリ)


「んじゃ、付いておいで。」

という感じになった。マジ天使。さっさと追放されたい。

少々ぶりっ子な感じもするが、気のせいだろう。


あ、ちなみにソイモって言うよ。


よくある悪役令状が暗い過去を作る必要があるキャラはいないし、親、兄弟、執事、侍女にはもうアホの子してたらとっくに嫌われた。

1番上の兄だけはライズの時に友達になり、わたしのことを聞いてみると、


「気になるんだが、わたし以外の家族全員からなぜか嫌われているから、話しかけにくくてな…」


と言っていた。お兄様って天然なんだな、と思った。悪い人ではないと思ったので、ライズとしてたまに交流している。それはさておき、ご飯だ。お父様に頼むこともあるし!




「お父様、お願いしたいことがあります。」アホの子やってるんで、お願いしたいことがございますとは言わない!

そして食事中に喋るのはうちじゃご法度だよ!


「なんだ。ラピラズ。」お父様が片眉をピクリ、と吊り上げました。器用ですね、眉毛。


「お誕生日にペットが欲しいです。」


「そうか。誕生日はたしか明後日だったな。わかった。どんなペットが欲しい?」


誕生日覚えてたんだな。

「フォクルが欲しいです。」


フォクルとは、金色の狐の事である。ほとんど愛玩用で、進化すると尾が増えていく動物だ。

愛でるんだ。癒しを。私にイヤシヲォォォォォッ


「分かった。では明後日渡そう。」

お父様、わたしのこと嫌いだから喋りたくなくてすぐ話し終えるから楽だわ~ちょっと悲しいけど。


この間、わたしとお父様以外一言も喋っていない。怖い。

まあ、ご法度だもんね^o^

まあ、念願のペットゲット!ペットって学園に許可貰えば連れて行けるんだよね。

13歳から学園だからあと4年くらいか。それまでに強く育てよう!そして癒されよう!



今日は勉強を1人でやれと言われ、課題を出された。人がいないのならと外へ行こうと思った。そうすれば家での評判も下がって、外でそのことを言えば外の評判も下げられる。


ーーそう思っていた。今のわたしがそこにいれば、半力で止めただろう。

いや、半分も出すかな?



いざ外へ!と思って扉を開けると、


ビーッ ビーッ ビーッ


いきなり、警報が鳴り出した。下を見ると、センサーと、│お母様(クソババア)のペットのミニ・ドラゴンがいた。



お母様は、わたしがフォクルをもらうことになったのを妬み、最低でもフォクルの1000倍以上の値段するドラゴンを頼んだのだ。お母様は、昨日わたしがいなくなった後、お父様に


「ねえあなた、私もペットが欲しい。レッド・ドラゴンが欲しいわ。」

レッド・ドラゴンとは、ドラゴンの高位種である。

いくら公爵家でも手痛すぎる出費、買えたとして主人と認めないということを聞かない。

そこで父さま、考えた。


「どうせなら小汚い平民が育てたものを買うより、ミニ・ドラゴンから君が育てたらどうだ。」こう言うと、選民意識の高いクソバ…ではなく、お母様は納得します。


「それもそうね。そうするわ。」

こんな感じで、我が家は財政難を逃れたのであった。ちなみに、これは私がお父様とお母様に仕掛けた妖精さんのおかげで分かりました。

妖精さんは盗聴魔法ですが、それがなにか?

魔法って便利だよね。条件付けたらそれに合ってる時だけ呼んでくれるんだよ。

魔力で相手の識別とか、感情の簡単な読み取りとかしてくれるんだよ。



話が逸れましたが、こう言うわけでドラゴンがいます。もうお母様に洗脳されています。

そして、私が足止めをくらっていると、お母様が現れた。今日もケバケバし…おっと、前衛的な化粧だ。


「あらあらもう終わったの?早いわねえ」

ババアは ニヤニヤ 笑っている


「い、いえ…」

私は 怖がった ふりを している


「じゃあさっさとやりなさい。ただ飯食いの子ブタちゃん?」

バタン

扉は 閉められた

余談だが、私は太っている。

理由は、今から言う。

なぜかというと、私の顔だ。2歳の時に鏡を見た。

真っ直ぐの黒髪に、大きく赤い瞳、白い肌に赤い唇の将来絶対美人だろう、と思うような幼児で、ヒロインです!と言われても疑わなかったと思う。

悪役によくある釣り目でもなかった。


あ、自意識過剰じゃない…と思いたい。

だが、おかしい。

私の知るゲームのラピラズ・リュクサンブールは、赤髪に赤目のきつそうな顔で、厚化粧。今の私と同じところは目しか無い。全然違う。



そしておもいだしたのだ、ゲームのパーフェクトクリアー後、キャラ図鑑が解放され、そこには


『ラピラズは、兄弟と違う髪色が嫌で、いつも厚化粧をして、髪を染めていた。そして、いつの間にか今のような性格になった…』



と書いていた。前世のファン達は、


「そんなわけねえだろ」


と一蹴していたが、本当だったのか。

まぁ、人気がなさすぎた|ラピラズ・リュクサンブール(私)の人気向上を狙ったんだろうね。


私はいきなり厚化粧して顔が変わったとか言われたくないので、少しずつ気付けないように太っていきながら顔を変化で変えていった。

あと二年後くらいにゆっくりとゲームのラピラズにするため痩せていくように見せ、一年がかりで戻し、そのあと一年あればみんな慣れるだろう。これをしていると魔法関連が鍛えられるので、いい訓練だ。

なんだかんだ言ってるけど今の私はリアルデブって事。




またまた話が逸れた。

でもまあこう言うわけなので、アホの子(笑)の私は、あと1時間後くらいに四分の三正解くらいで渡して、怒られて、三十分後位に全問正解で渡すことにします。



ようやく外に出れた。え?早いって?

いいじゃないですか。ご都合主義ですよ、ご都合主義。

じゃ、変化して森に行きますか。


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