おっさんと連行
「ち、ちょっとまてぇ!」
せっかくもう帰れると思ったのにうるさいですねぇ。氷の檻の中でも元気なら次は炎ですかね。
「さっきのはお前のフォルクが戦ってお前は指示してただけじゃねえか。だから俺はお前には負けてねぇ。フォルクに負けたんだ!」
ワーオ。こんな大人にはなりたくないわ〜初めにちゃんと言っておいたのに今言うとかww
「では少女に負けるより、モンスターで弱いと言われるフォルクに負けたという方がいいと?」
「ぐっ…ああ、そうだ。」
わぁお。新人いびりするわりには見上げた根性。なぜしたし。新人いびり。
「なら、私が私だけの力で貴方を降参させたらいいんですか?」
「え?ああ。もっともできないと思うがな。」
「そうですか。さようなら。」
「おい、このオリこわせよ!」
「新人いびりしないなら壊してしんぜましょう。」
「それは無理。」
よし、あれを試そう。
「コン吉、鉄の処女!」
闘技場の地面の土が2mくらいの女の顔がついた檻のようなところになり一瞬でおっさんを包み込んだ。
「ギャアーー!」
アイアンメイデンとは、19世紀くらいに使われた拷問器具だ。これは、それを魔法に変えたものだ。材料は側の使えるもので、術の発動者が解除するか、相手の魔力が10%をきると元に戻る。
そして、アイアンメイデンは中に長い針があるが、刺さると死ぬ。なので、刺さった直後すぐ治癒術が発動されるようになっている。これは、相手の魔力の内10%奪う。
だから魔力が10%をきると解除される。これで、相手に恐怖を埋め込む。ただ、魔力を3000使う。コン吉には問題ないが。
ちなみに、私が作った魔法だ。拷問魔法のひとつである。
もっと上だと処刑・洗脳魔法、下だと調教・懲らしめ魔法だ。まだまだある。お、解除された。
あ、勿論私も使えるよ!
「降参しますか?」
「・・・」
「こーうーさーんーしーまーすーかー?」
「はい。」
よし、勝った。みんなポカーンってしてるー。あれ、貴族さん(?)御一行の騎士さんの一人がどっかに連絡してる?
「ではサイナラ。」
あーあ、疲れた。もう午後12時30分だよ。屋台で焼き鳥買って食べたい。
「すみません、少々お時間よろしいでしょうか?」貴族風少年を抑えてた騎士さんが来た。まぁイケメン。何かすごい人なきがする。位とか高そー。
「無理です。」
「え…?」
あ、まぁまぁイケメンだから調子こいてたんかなー?自分の誘いを断る女はいないと〜?
「ほ、ほんの少しでいいのでお願いします。」
さて、どうしよう。顔変えてるから身バレはないと思うしな。ちなみに、今の顔は紺の髪に紺の目の上の下くらいの顔。でもぽっちゃり。
「どうしてもですか?」
「どうしてもです。」
「わかりました。ごはん食べてからならいーですよ。」
「本当ですか!?ではついてきてください。途中で焼き鳥おごります。おい、お前ら!」
「「「了解です」」」
騎士さん達に貴族風少年と囲まれた。なぜだ。
「では、ついて来てくださいね、王城に。」