登場人物&あらすじ
≪登場人物≫
◆イーズ
主人公。ティルギス国の王女アルカと偽り、ニールゲン皇帝と婚約する。
◆シャール
イーズと共にティルギスから来た。イーズの護衛、兼、侍女。
◆シグラッド
ニールゲン皇帝。イーズの婚約者。先王の第三妃の子。
◆レギン
シグラッドの異母兄。病弱。赤竜の末裔の国の皇子でありながら、青い竜として生まれた。先王の正妃の子。
◆ブレーデン
シグラッドの異母弟。先王の第二妃ブリューデルの子。
◆オーレック
王城の地下に閉じ込められている黒い竜。ニールゲンの守護神といわれるほど強い。
◆イーダッド
姓はハルミット。ティルギスの軍師。イーズの父親。
◆バルク
元旅人。元ニールゲン警備兵。今はティルギスに雇われている。
◆アニー
姓はヴォータン。レギンの侍女。
◆マギー
レギンの教育係。スケベ。
◆ゼレイア
姓はパッセン。ニールゲンの将軍。シグラッドが一番信頼している家臣。
◆ローラ
ニールゲンの隣国、クリムトの王女。
◆レノーラ
ニールゲンの属国、アスラインの宗主の娘。
◆アルカ
ティルギスの王、アデカ王の愛孫。イーズの親友。
◆アデカ王
ティルギスの王。
◆クノル
ニールゲンの宰相。イーズの命を狙った。
◆ブリューデル
先王の皇妃。ブレーデンの母親。
◆タタール
ティルギスの戦士。イーダッドを殺すが、イーズに許され、仕えるようになる。
◆ダルダロス
ブレーデンの教育係。黒いうろこのついた仮面をかぶっている。
◆シャムロック
タタールが連れてきた医者。
≪あらすじ≫
※ネタバレしていますので、ご注意ください※
『そして銀の竜は星と踊る』
主人公のイーズはティルギスの王女と身分を偽り、ニールゲンの皇帝の婚約者となる。
最初は婚約者のシグラッドとうまくいかなかったイーズだが、皇帝の異母兄レギンの助けもあり、徐々に仲良くなっていく。
ところが、それを快く思わないニールゲンの宰相に命を狙われ、城の地下に住む黒竜オーレックのもとへ逃げこむ。
イーズは安全な地下で暮らすことを望んだが、戦わなければならない現実を知り、最後は宰相と戦い、また地上へと戻った。
『赤き竜は地に咆えて』
五年に一度の大祭、竜王祭。イーズは次の皇妃として祭に出席することになっていた。
ところが、ティルギスの軍師イーダッドをかばって負傷し、両足の自由を失う。ティルギスを邪魔に思う先王の妃、ブリューデルのしわざだった。
イーズは皇帝との婚約を解消したいと考えるが、シグラッドは許さず、ティルギスからも反発にあう。
イーズはブリューデルと戦うことを選び、シグラッドと共に竜王祭に出席した。
『青き竜は炎を裂き』
竜王祭が大成功に終わり、シグラッドは政治の実権を握るようになる。同時に、レギンとの対立は深まり、城内は徐々に険悪な空気に包まれていく。
一時はシグラッドが退位し、レギンに王位を譲って平穏を保つが、シグラッドが暗殺されかけたことにより破綻。シグラッドは兵を率いてクーデターに乗り出す。
ティルギスもシグラッドに味方する中、イーズだけは銀の竜に扮し、オーレックとともにレギンを助ける。