登場人物紹介
実行委員主要メンバー
青銅欄第三小学校に存在する、日直からレクリエーション委員まで何でもこなす
所謂何でも屋的な役割を持った委員。
その内マルコ、ジュリア、蓮はみんなに内緒でブランクを退治している。
晶水 マルコ
【王国の魔法少女】 守護聖天使:エリヤ 装備:円環のドラウプニル
青銅欄第三小学校に通う小学三年生。
ブランクに狙われた所で『王国の魔法使い』として覚醒し
魔法と魔術の交錯する非日常に足を踏み入れる事となった。
二年前に通り魔に逢い、瀕死の重傷を負わされたところを明に助けられた過去もあり
それ以来「誰かを助ける力」を欲し、魔法の力を手に入れた後も
ブランクや嘗てのジュリアのような意味を奪われた人々を助ける事にその力を使っている。
ジュリア=フリードリヒ=ヘンデル
【威光の魔法少女】 守護聖天使:エノク 装備:フレイアの翅外套
青銅欄第三小学校に転校してきた白銀色の髪の少女。
その正体は、イギリスの対魔術組織『十字教薔薇十字騎士団』に所属する異端騎士。
生まれつき覚醒が定められた魔法のせいで、常に魔法や魔術の絡んだ非日常の世界を歩んできた
しかしそれを覆い尽くすような明るさと人懐っこさを併せ持っている。
婚約者である騎士団統括団長の無明=K=下院の為に『死を超越する魔法』を研究していたが
前回はその隙をついて魔術師に洗脳されてしまった為研究は中断。
操られたいた間の償いも兼ねて、現在は名義上『薔薇十字騎士団日本支部?』の保護観察処分を受けている。
青銅欄第三小学校に転校してきてから、エトナという親友が出来た。
神賀戸 蓮(レイライン=エドワード=ウェイト)
【道学派・北欧学派の魔術師】
マルコと同じく実行委員に勤める瓶底メガネの少年。
その正体はジュリアと同じく薔薇十字騎士団から派遣された魔術騎士であり
実は9歳の外見で30年以上の年月を生きている魔術師でもある。
自らが魔術師であるにもかかわらず、邪悪な意思を持つ魔術師に対して尋常ならざる憎しみの念を燃やす。
現在はたった一人薔薇十字騎士団日本支部長と下院に任命されている。
金奈 美香
【エネルギッシュ実行委員長】
マルコ達実行委員の委員長で、青銅欄第三中学一のトラブルメーカー。
トラブルや非日常をこよなく愛する性格で、自分の美学にどこまでも正直な子。
マルコとは昔からの親友で、自分の行動力とマルコとの機転とでお互いを助け合っている。
生粋の日本人であるにも拘らず見事な金髪碧眼で、そのことを原因に周囲から孤立していた過去がある。
葛葉 太一
【青銅欄三小の番長】
実行委員の力仕事&運動担当で、マルコに対し恋心を燃やす少年。
実家は古武術を伝える旧家で、小学三年生の身でありながら中学生さえも屈服させたという武勇伝をもっている。
三年生になるまでは喧嘩を趣味代わりにしていたが、マルコと出会ってからは暴力を辞め愛に生きるようになったらしい。
連をライバル視しており、蓮本人も極度の負けず嫌いであるため常日頃から何かと勝負しお互い拮抗している。
運動はもちろんのこと、マルコの応援があれば普段は苦手とする頭を使った勉強の才能さえ開花する
実質30年も生きて知力体力ともに小学生離れしている蓮でさえも拮抗するというのだからすごい。
しかし、それを凌駕するほど空回りや不幸を頻発する…所謂残念な天才である。
実行委員の関係者
エトナ=ラヴェイ
外国人の両親を持つ赤髪赤目の少女。
しかし出身も育ちも日本は青銅欄の日本人。
同じように外国人風な見た目でも周囲から孤立しない美香や、新しく転校してきたジュリアに深く興味を持ち
ジュリアにとって初めての一般人の友達となる。
校長
青銅欄第三小学校の校長であり、美香の無二の親友。
厳つい外見とは裏腹に包容力が高く、美香に色々と情報を提供してくれる
実は外見のせいで知られてはいないが純粋に子供が好きで教師をやっている。
(明さんのように歪んだ『好き』ではなく)
その他の魔法使い、魔術師
明 綾乃
【反の魔法使いにして魔術師?】 守護聖天使:??? 装備:????????
マルコ達実行委員メンバーがよく集まる喫茶『アヴァロン』のマスター。
何かと謎の多い女性で、はじめは蓮に一連の事件の犯人ではないかと疑われていた。
正体不明の反魔法を操り、その魔法によって手に入れた王国の魔法をマルコに譲渡した張本人。
重度のロリショタコン…もとい小さくてかわいい子供に目がなく
店には殆ど大人の客が来るのを見ない程だそうだ、しかし財政的にはそこそこ問題はないようで
マルコ達が来るたびによくカキ氷やココアを無償で奢っている。
明をよく知る者であれば、彼女は怪しいけど善人であるという。
無明 下院
【十字教薔薇十字騎士団総括団長】
ジュリアの婚約者にして、蓮の所属する薔薇十字騎士団の団長。
魔力を媒介に現実を上書きするケイオス学派魔術の使い手で、それ故に無尽蔵の魔力を操る魔法使いに対抗できる魔術師
『対魔法使い魔術師』の二つ名を持っている。
また、魔法使いであるジュリアを婚約という形で魔術的に守護しているのと同時に彼女を愛している。
守護聖天使
魔法使いとなる運命を持った者の願いを受け取って顕現し、魔法使いにふさわしい存在か選定する役割を持った幻想存在
エリヤ(サンダルフォン)
【王国の守護聖天使】
白い子竜の姿をしたマルコの守護聖天使。
マルコのサポートをしてはぬいぐるみとして美香やマルコにぎゅむぎゅむされる過酷?な運命を持った天使。
元は特例的な王国の魔法使いとして明に呼び出されていたのだが
その権限を不要に思い、尚且つピンチなマルコを見つけた明によってマルコへと権限を譲渡され今に至る。
隠し事のできないまっすぐかつがさつな性格をしている。
また、あらゆる魔を切り裂く神の剣に変身することができ、その姿は黄金の剣である。
エノク(メタトロン)
【威光の守護聖天使】
黒い子竜の姿をしたジュリアの守護聖天使。
エリヤとは姉妹の関係であり、前世でも前々世でもその関係は変わらないという。
子竜のみならず羽根を生やした猫や人間の姿に変身することができる。
エリヤとは対照的でまっすぐではあるが融通の利かない頑なかつ厳格な性格。(しかしジュリアの前では甘くなるようだ)
なので妹であるエリヤとはあまり仲が良くない。
エリヤと同様神の剣に変身することができ、その姿は銀の儀礼長剣である。
ブランク
この世のあらゆる存在は、神によって意味を与えられることによって
その意味を果たそうと自ら魔力を放ち活動している。
魔術師の中で特に異端かつ邪悪なものは手っ取り早く魔力を集める為に
より多くの意味と可能性を持った人間から魔術で意味を奪いブランクに変え、その意味から染み出す魔力を集めている。
また、魔術師の都合のいい手ごまとして新たに意味を与えられ戦闘用に改造されるものもいる。
彼らを元に戻すには、仮初の意味を与え魔術師を倒すか
大出力の魔力をその身に与え意味を自ら再生させることで、最後に魔術師の呪いを断ち切るしかない。
わるもの
グラディ=マクマートリー
【無限の魔術師=魔法使い 薔薇十字騎士団元団長】
青銅欄のどこかに巣食い、人々から意味を奪い魔力を集めている魔術師…その一人である。
魔術から魔法使いへと昇華することに成功した数少ない例であるにも拘らず
何故彼が魔力を集めるのかは未だ不明であるが、彼がその地位を奪った下院に対して
ゆくゆくはその仲間たちに対して尋常ならざる憎悪を抱いているのは確かである。
さまざまな遺恨とコンプレックスを抱えており一見その目的は曖昧なように見えるが
その実、その望みは己に宿る無限の欲望を満たすことである。
エリアス=レィヴィ
【無の魔術師=魔法使い 盲目の武人】
グラディのさらに後ろで暗躍していると思われる魔術師の一人。
盲目で武人めいた雰囲気を持っており、グラディよりは矜持も持ち合わせているが
彼もまた自らの望みのために青銅欄の人々をブランクに変えて魔力を集めている。
最近は魔力集めを同志であるグラディに任せていたが、その敗退を聞き彼もまた前線へと繰り出すこととなる。
彼の望みは、世界に絶望し心を閉ざした主の『世界への復讐』を成就する事である。
???
【無限光の魔法使い】
エリアスの主である謎の少女。
世界に絶望し、その世界に終焉を齎そうとしている…?
???
????(本を担ぐ女性)
【明の持つ最凶最悪の武器】
月の裏側にて孤独に存在する、悲しい目をした美しい銀髪の女性。
その手には古びた書物が大事に抱えられており、定期的に明にそれを読ませているらしい。
言動からその悲しみの理由、明との詳しい関係からどこから煙草を仕入れているのかに至るまで
すべてが謎に包まれて入るものの・・・
明のような魔法使いでない以上、彼女が人間ではない何か別次元の存在であることは間違いないだろう。