9️⃣0️⃣ 妹が出来た
私達双子の元兄弟は、血の繋がりはないけど、それ以上に仲良しの双子だった。
其れが、兄弟から姉弟になり、今は姉妹となった。
トイレから出た後、弟は手を洗い終わると鏡を見て前髪をいじっている。
(やだぁー! もう女の子って感じなんだけど)
弟の外見は雪より可愛いいと感じた。まつ毛も長く、髪の毛はサラサラで、笑った顔が愛おしい。
「ところでだけど、いつ女の子なんかになったの? 雪が先に家を出た時はまだ女の子じゃ無かったよね?」
「てへへ。んーとそうだねぇ、えーっとね、実は雪が先に家を出た後、すぐに身体が変化して女の子になっちゃったんだよ」
「ふぇー、何それ!? 」
「驚いたでしょ」
「ふん、ふん驚きだよ! そんなに早くから女の子になってたなんてびっくりしたよ。身体も細くなって、しかも雪より可愛いと思う。雪が先に家を出た時はまだ女の子じゃ無かったよね?」
「ふへへ……そうだね。雪が学校行く時はまだ女の子じゃ無かったね。でも、可愛さは雪の方が上だよ!」
「ふぇー、そうかな!? じゃぁ私達二人は可愛い姉妹ってことじゃん」
「そうかもね……てへへ」
一輝はそれから、どうして女の子になったのか説明してくれた。
其れは、雪がホルモン注射を打つために、朝早く学校に行く事になった初日、一輝一人だけが上原先生に放課後に呼び出され、その時王助さんから、雪は男の人とえっちしたら死に関わるから気を付けて欲しいという話があったそうだ。
どうやらおっちょこちょいのくせに勘のいい上原先生に、私達が付き合っている事がバレていたらしい……。
その時、女の子同士なら何しても大丈夫なのかを確認した一輝は、自分も女の子になりたいと志願したのだと言う。
弟の意思は固く、本当に女の子になるので良いと契約書を交わした上で、毎日放課後にホルモン注射を受ける事になったのだと言う。
雪が女の子になった時の方法は使えなくなっていた為、ホルモン注射に加え特殊な薬も飲み続けていたというが、その事に雪は全然気づけなかった。
二週間はかかるかもしれ無いと言われていたけれど、一週間が過ぎた今日、念願の女の子になることが出来たという。
今日来ている制服はどうしたのか聞くと、上原先生から、学校に余ってるのをこっそり貰い、制服はクローゼットの中に大事にしまい込み、部屋に隠してあったと教えてくれたけど、雪は全く知らなかった。
「じゃぁさ、ママの反応はどうなってるの? 学校だと、元男だったって事皆忘れているらしけど!?」
「そうだね、お母さんの記憶も消えてるみたいだね。元々女の子だった扱いだったよ」
「へぇー、じゃぁさ、部屋はそのままなのかな? 雪の時は、部屋も女の子仕様になったじゃん?」
「それが、部屋はそのままなんだよね。お母さんが、学校に持ってかないといけない提出プリントを部屋に持って来てくれたんだけど、もう驚いちゃって大変だったんだから……」
王助さんは、どうやって手に入れたのか分からないけど、雪が飲んだドリンクには魔法もかかっていたらしい。
でも、弟の時は魔法何てものは無いから、朝から男の子の部屋を見た母さんの頭が? になってたけれど、カーテン等模様替えしといてくれると言ってくれたらしい。
「それでさ、お願い何だけど、放課後洋服と下着買うの付き合ってくれない? お母さんから幾らかお金貰ってきたの! 家の近くにある洋服屋さんなら激安店だか洋服屋数枚と下着類に靴下もなんとか買えると思うんだけど、下着売り場とか恥ずかしくて……」
「うん、良いよ!」
可愛いすぎる弟の頭を撫でながら、また雪は微笑んだ。
__放課後__
二人は誰とも帰る約束をせず、用があるからと言って二人きりで帰ることにした。
洋服屋さんに着くと、胸のサイズを測ってもらってから、下着や洋服をえらんで試着室に持っていく。
「ほら早く試着してきなよ!」
「一人やだなぁ……ここ広いから一緒に入ろうよ」
「仕方が無いなぁー、まぁ良いよ!」
雪が一緒に試着室に入ってあげると、弟が目の前ですぐに制服を脱ぎ裸になったので、凄くドキドキしてしまった。
程よい大きさの、綺麗すぎるおっぱいに目が釘付けになっていると、弟が耳元で囁いた。
「お姉ちゃんおっぱい触ってもいいよ!」
そう言われて雪はドキドキしながら、試着室で弟の綺麗すぎるおっぱいに優しく触れると、我慢出来なくてそのまま優しくキスをした。
「お姉ちゃん続きは家に帰ったらしよう……」
「えへへ、うん……」
「お姉ちゃん大好きだよ。これからもずっと一緒にいようね」
「うん、私も一輝が大好きだよ。ずっと一緒にいようね」
私達は兄弟じゃなくて、今日から姉妹になりました。そして愛し合っています。今も、これから先も、ずっとずっと二人は一緒だよ。
☆
「お姉ちゃん、買い物終わったし、早く帰って続きしようよ……」
「えへへ……そうだね、早くお家帰ろうね」
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