8️⃣7️⃣ できないのかぁ!
早く帰宅するはずか、美優ちゃんと色々秘密の事があったので遅くなってしまった。
学校に遅くまで居たのだから、一輝の方が先に帰宅してると思っていたけど、玄関にある靴で、まだ帰宅して居ないことが分かる。
(何してるんだろう?)
一輝に直接聞けば良いのは分かってるけど、何故か聞かないまま一週間が経過し、雪の注射は終了を迎えた。
間にあった土曜日も日曜日も学校に朝早く行く必要があり、せっかく一輝と二人きりだったけど、せっかく着いてきてくれたのに、先に帰宅して良いと言われ仕方なく帰る。
そのうち、一輝に、何の用事なのか聞かないままの方が良いのかもしれないと思い始めてしまい、その思いが覆る事は無かった。
最後の一日は、一輝が朝早く起きれなかったので、電車での痴漢に気をつけながら一人で学校に行った。
「無事に終わって良かったわ! 何かまた身体に困ったことがあったらすぐに連絡してね」
「はい、上原先生分かりました」
「もう……名前で呼んで良いのに!」
「あ、えへへ、でも恥ずかしくて」
雪が照れていると、上原先生は雪の頭をポンポンと叩いて、他にする事があるからと職員室に戻って行った。
「あの、王助さんありがとうございました」
「何だかすまないね! 君を女の子にしてしまった責任があるからね。でも、本当に女の子のままで良いのかい?」
「はい、このままで大丈夫です。でも、私ってえっちしたらどうなるんですか?」
さり気なく聞いてみる。したら駄目だと言われていたけど、何故駄目なのかは知らなかったからだ。
「先ず、命の危機にさらされる事になるだろう。呼吸困難になり、そして死に至る事になってしまう。助かる可能性は0に近いんだ」
「男の子としたら駄目なんですよね? もし、もしもこれが女の子とか自分でするとかだったら?」
「そうだね。男とは駄目なだけだから、他は大丈夫だろうね……君はまだ若いんだ、性欲もあるだろう! すまないが気をつけてくれ」
「はい、分かりました」
(一輝とできないのかぁ!)
お礼をしてから、教室に戻った。
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