8️⃣1️⃣ 由美ちゃん、真白ちゃんと挨拶を交わす
由美ちゃんと真白ちゃんとも朝の挨拶を交わす。
「……ふぇえ、今日はとうとうテストだね。雪はちっとも勉強してこなかったけど、三人は昨日学校に残ってテスト勉強した後、家に帰ってからも勉強してきたの!?」
「由美は別にしてないよ! 学校では多少したけど、家ではずーっとテレビ見ちゃったよ! あははっ」
「真白もやろうとしたけど……結局集中出来なくて漫画読んじゃったよね!」
「でも、焦ってなくて羨ましいよ。美優ちゃんはどうしたの?」
「勉強はちょっとだけしたかな。 でも、ゲームしちゃったよ! ふふふっ」
「へぇー、美優ちゃんってゲームもするんだね! 全然知らなかったよ……今度一緒にやろうよ」
「ぜひ!! ぜひ一緒にやりましょう!!」
「あ、うん!」
美優ちゃんの目が輝いて見えた。相手の知らない事ってまだまだ沢山あるのかもしれないなと思った。
「テストの事も大事なんだけど、ねぇねぇ、ちょっとコレ見てよ!」
朝から元気な由美ちゃんが、パフェ半額キャンペーンの券を手にしてはしゃいでいる
「其の券どーしたの?」
昨日学校の帰り道に、たまたま配ってたのを貰ってきたことを真白ちゃんが教えてくれた。
「うわぁー、 あそこのファミレスのパフェ美味しいんだよね……其れが半額かぁ」
「これ一枚で二名迄半額にしてくれるんだって、 三人友共この券持ってるし、今日テスト頑張った後、皆で帰りに食べてかない?」
由美ちゃんに聞かれたけど……まだ体調が戻った訳じゃない! 注射はまだこれからも続く。だから、雪は雪のことを考えて行かない事を選択した。
「本当は行きたいけど、行くの辞めとくね。えへへ」
「そっかぁー、じゃぁ、由美も今日は行かないで雪ちゃんと帰ることにしようかな」
「ええー、雪ちゃんも美優ちゃんも行かないのかぁ……。せっかく今日まで半額なのに 残念だなぁー」
「真白も二人が来ないの残念だけど、また今度一緒に行こうね」
由美ちゃんと真白ちゃんが席に戻ると、美優ちゃんに体調の事を聞かれた。
どうやら隣のクラスの久美ちゃんと由美ちゃんは、最近全然話してなかったらしいけど、二人は幼なじみだったらしく、久しぶりに久美ちゃんから連絡が来て、私の事を教えてもらっていたらしい。
「心配してくれてありがとう! とりあえず大丈夫みたいだけど、まだ不安だから、当分早く帰るつもり」
「そっかぁー、なら、絶対一緒に帰ろうね」
「うん、分かった!」
由美ちゃんも席に戻ったタイミングで、ちょうど上原先生が来てホームルームが始まった。
「今日は一時間目からお待ちかねのテストだけど、皆昨日は、きちんと悪あがきしてしたかな!?」
(悪あがき!?……。ふぇーん! 悪あがきすらあんまり出来なかったよぉ! 其れに、ちっともお待ちかねじゃないから……)
雪は今更ながら、テスト勉強してこなかったことを後悔していた。
ホームルームが終わると、嬉しくない恐怖のテストが始まった。
「はーい、じゃぁ、筆記用具だけ机に出して、他は鞄の中にしまって下さいね」
プリントが配られテストが開始した。
(でも、分かる! 分かりまくる!)
少ししか勉強してこなかったけど、的確に勉強出来ていたってことなのか? 授業にはサボらず出てたからなのか、雪は問題をすらすら解くことが出来た気がした。
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