7️⃣7️⃣ 二人の関係
俺達姉弟は、両親から二人の関係について話してもらう前に、二よゆやゆゆ人の間には血の繋がりが無い事を知ってしまう。
一輝は、兄貴が姉貴になってから、好きな気持ちが日に日に増していっだけど、姉貴の立場や俺達の関係性からして、好きな気持は抑えなきゃいけないんじゃないかと思い悩んだりもしてきた。
だから、俺達姉弟に血の繋がりが無い事を知ってからは、姉貴さえ良ければ付き合う事も問題無いと思えるようになった……。
お互い好きな気持ちを確認し合った今だからこそ、こうして、俺と姉貴は今日から秘密裏に付き合う関係になれたに違いない。
──夜八時──
夕飯を食べる時間になった。リビングから母さんに呼ばれて、二人は一階へ降りる。
「今日は食べるの遅くなっちゃった! ごめんなさいね。沢山作ったから遠慮せず食べて」
「わぁーい、凄く美味しそうだね。いただきまーす」
「いただきまーす!」
父さんは何時も仕事でいないから、母さんと俺、姉貴の三人で夕飯を食べるのだが、何ら気まずくなる事も無く、普段通り時間が過ぎていく。
料理上手な母さんが作ってくれた今日の晩御飯は、俺も姉貴も大好物のチーズ入りハンバーグにポテトサラダだ!
「母さんのハンバーグうめー! 今度雪も作ってくれよ」
「えへへ、私にも失敗せずに作れるかな?」
「まだ雪とハンバーグは作ったこと無かったわね。でも、こんなの簡単よ! 雪に教えてあげるから、今度一緒に作ってみようか?」
「うん、ありがとう! じゃぁ今度ママとと一緒にハンバーグ作ってみようかな」
「よーし、なら俺は、雪がハンバーグ作る日はめっちゃ腹空かしておくぜ! 作る日は絶対に前持って教えろよな! 凄く楽しみにしてるぜ」
「えへへ……お腹空かしとくからって何それ! ……じゃぁ私はとびきり美味しいハンバーグを作らなきゃだねぇー」
俺と姉貴が、向かい合ってくすくすと笑ってるのを見て、母さんも一緒に笑っている。其の光景は平和でしか無かった。
俺達が付き合う事になったからといって、元々仲良しだったんだから、これからの生活は今まで通り何ら変わらない。
仲良しだったお陰でなのか、一緒の部屋で過ごしていても不思議がられることもないのだから……。
恋愛関係になって変わった事といえば、お互いが今まで以上に相手を好きという思いが強くなり、其れによる二人のスキンシップが増したことだろう。
何より、雪からは、キス以上の関係はまだ求められてはいない。其れでも、今は一緒に居るだけで凄く嬉しいし、楽しいし、二人でいると幸せを感じられるのだった。
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