7️⃣5️⃣ 秘密の関係になる
「ふはははっ! 何だよ急にくっついてきて。其れにしても雪大丈夫か? 顔が赤いぞ」
雪が飛び込んだ拍子に、一輝は手にしていたゲーム機を落としたけど、怒らなかった。
というか、雪は下着姿のままだった事を、すっかり忘れて飛び込んだので、一輝に胸が当たった感触がした。
──かあぁっ──
一輝に触れた瞬間凄くドキドキしてしまった。
頭を持ち上げて一輝を見ると、雪の目には、顔を真っ赤にして鼻血を出してる一輝の姿が映し出される。
「うぅん! 別に大丈夫だよ」
そう言って、雪は急いでベッドに座ると、また布団を掛けた。
「雪は本当に大丈夫なのか? 電話したんだろ! で、どーだったんだ?」
「ホルモンバランスが悪いって言われて、明日早く学校に行ってホルモン注射する事になったよ」
「雪がホルモン注射!?」
「……うん! やらないと駄目みたい。王助さんが来て注射打ってくれるって言われた」
「そしたら良くなるのか?」
「あっ、あのね、一週間続けると良くなるみたいなの。だから……私……」
雪は、上原先生に電話で言われた内容を一輝にも話した。
「分かった。一週間は早く学校に行くんだろ。 俺も付き合うから大丈夫だよ! 安心しろ」
「うん……何時も優しいね。ありがとう」
雪に優しいと言われ、一輝は照れながら、さっき落としてしまったゲーム機を拾うと、またやり出した。
「ところで、明日はテストだってのに、何で勉強じゃなくてゲームしてる訳?」
「だって俺、もう勉強に飽きたもん! 帰ってきてから少しやったし、もうやんなくて良くね?」
「やーだー! 一人だけ遊ぶ何て酷いよ」
「くっそ……何だよいきなり! 全然酷く何か無いだろ!」
「だって、雪、明日はテストで全教科平均点取らなきゃ駄目なんだよ」
「だから……?」
「雪に付き合って一緒に勉強してよぉ」
「しゃーねーな! 一緒に付き合ってやるか! で、なんの教科勉強するの」
一輝は勉強に付き合ってあげることになった! しかも雪は、一輝も苦手な英語を勉強するという。
雪は学校のワークをもう一度別のノートにやると言い出した!
「俺はどーしたら良いかな?」
「一輝ももう一度ワークやろうよ」
そう言って布団から出て、俺の目の前にやって来たけど、雪は下着姿のままだった。
「ちょっと、おいコラ、目のやり場に困るから、早く何か着て来いよ!」
一輝がまた鼻血を出している。
(ちくしょう! 俺は何度鼻血を出してるんだよ)
「ごめんね、着替えるね!」
そう言うって、勝手に一輝の部屋にある薄手のパーカーを着ると、服が大きいから雪のお尻まで隠れた格好になった。
「凄いよ! その格好めっちゃ可愛い」
「えへへ……」
「あのさ、雪には彼氏いるの?」
(突然何聞いてるんだ俺……)
「……いないよ、知ってるじゃん?!?」
(よっしゃー! ってまぁ、知ってたけど……)
「そうだよな! で、好きなやつはいるのか?」
(あっ、何聞いてるんだ俺……)
「えへへ、一輝が好きだよ」
「そ、そうか……じゃぁ、俺たち付き合おうぜ!」
(わわわっ! 何言ってるんだ俺…… )
「うん、良いよ! でもエッチは無しだよ! 後、付き合ってるのは皆に内緒ね」
「分かった! 俺達学生だもんな! 其れはしないって約束するよ。皆にも内緒にする」
「ありがとう! でも、キスなら沢山良いよ」
そう言うと、雪の方から唇にキスをしてきた。
一輝は雪を抱きしめながら舌を絡ませキスを続けた……。
読んで頂きありがとうございます✨
誤字あったりしてすみません。
ブックとか、評価してくれると励みななります。




