7️⃣1️⃣ 後藤久美
すべてはエッチがしたくなってしまったせいだ。
せっかく女の子同士で勉強しようと思って図書室に来たのに、もうこんなんじゃ集中なんか出来ない。
仕方がないので、此処でテスト勉強はせず、帰って家で勉強することに決めた。
「ご、ごめんね、今日何か体調が悪いみたいなの……だから先に帰るね」
由美ちゃん、真白ちゃん、美優ちゃんの三人に告げると、皆から、一人でちゃんと家まで帰れるのか凄く心配された。
「えへへ、何とか大丈夫だよ。心配してくれてありがとう」
(はぁー、具合が悪いっていうか、変な気分!)
「当たり前じゃん。だって私達友達でしょ」
「うん、また明日ね」
そう言って図書室を出て、学校の廊下を歩いていると、知らない女子に声を掛けられた。
「貴方は一年生だよね。お願いがあるの、ノートをコピーさせてくれない!」
同じクラスでもない人に、いきなり懇願されたるとは……。
ごめん、急いでるからまたね……と言いたかったのに、自分が女の子になってからの雪は、人を無視することが出来ない子になっていた。
「えぇっと、同じクラスじゃないけど貴方も一年生なの!?」
話を聞くと、同じ一年生だった彼女は、ノートを忘れたのを思い出し、教室に取りに戻ってきたのに、見つからなかったという。
「良いよ、ノートコピーさせてあげるね!」
テスト期間中、何故かコピー室のコピー機を放課後なら使用しても良い事になっていたのでノートをその子に貸してあげると、雪は自分のクラスで待つことにした。
(ふぇーん、何か、どんどん身体が暑くなってきてる気がするよー!早く戻ってきてくれないかな)
15分程して、彼女が戻ってきてくれた。
「雪ちゃん、ノート貸してくれてありがとう」
そう言って、彼女は私に近づき手を握った。女の子同士なのに、ドキドキが止まらない!
(やだよー、またドキドキしちゃってる!)
「えっ、ところで何で私の名前知ってるの?」
「だって雪ちゃん、可愛いから学校中で噂になってるもん。だから、最初からは知ってた!」
(ふう、何とか私のドキドキはバレてなさそうね)
「そういえば、雪ちゃんなんか身体火照ってない?」
(きゅん……!!)
「えへへ、なんでかな……」
(ふぇーん、暑くなってんのがバレたよぉ)
「そ、そういえば名前なんて言うの?」
「後藤久美|《 ごとうくみ》だよ。隣のクラスだからこれからよろしくね。せっかくだから友達になってよ!」
久美ちゃんもスタイルが良くて、ショートヘアの女の子だ。まだ性格とかはよく分からないけど……。
「う、うん……」
雪は、久美ちゃんと仲良くなった。
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