❻❺ やばい可愛い
「よし、じゃぁマスカラ塗るよー! 私の真似して塗ってみて」
そう言われて、由美ちゃんと同じやり方でまつ毛にマスカラを塗ってみた!
難しくは無かったけど、他につきそうだなって思ったら、急に緊張して手が震えてしまった。
(手が震えるのバレちゃう……やばい……)
手の震えの心配をしながら、雪が必死に塗っていると、真白ちゃんから、もっと肩の力抜いてやると上手くいくよってアドバイスして貰った。
「これで良いかな!?」
何とか自分なりに出来たので、メイクの出来を由美ちゃんに確認して貰う。
「はい、完成だよー! おしまーい!」
「わーい嬉しい! やったー」
「ヤバい、雪ちゃんめっちゃ可愛いじゃん」
由美ちゃんが雪を見つめながら、沢山可愛いと褒めてくれた後、真白ちゃんと美優ちゃんからも可愛いと絶賛して貰った。
(何だか恥ずかしい……)
一緒にカラオケ店のトイレに移動して、大きな鏡で見ると、そこには、これが自分?って思う程さっきとは全く違う自分がいた。
「可愛い……可愛いすぎる……」
「やっだー! 雪自分みて可愛いって言っちゃってるんだけど!」
思わず口にしてしまい、由美ちゃんに突っ込まれて、凄く照れた。
「えへへ……皆ありがとう!」
「じゃぁ、帰ろっか! 」
真白ちゃんが帰ろうと皆に声をかける。
本当は私以外の、三人は歌も歌いたかった見たいだけど、歌を聞きながらメイクするだけで今日は終わってしまった。
そもそも、勉強会だったとしても、歌は……。
「今度はカラオケで歌を歌おうよ!」
自分は人前で歌うのが苦手だっていうのに、何だかちょっと残念そうな三人をみて、つい雪はそんな事を言ってしまった。
「オーケー!」
皆が賛成した。
(やばい、間違えた……女の子の歌も勉強しないと……)
雪は急いで帰る準備をしながら、忘れないように、メモった。
──手順──
五、ハイライト(アイシャドウの白色) 立体感を出す為に使用するけど、バレるから学校にはしていかない。簡単に出来る。
六、アイシャドウ(アイシャドウの茶色)指で薄く瞼に塗る。バレるから学校にはしていかない。簡単に出来る。
七、アイブロウ(アイシャドウの濃い茶色)付属ので眉毛を描く。意外と上手く出来た簡単。学校には薄くなら大丈夫。
八、ビューラー(無理無理……絶対無理無理……) 失敗すると凄い痛い!
九、マスカラ (まつ毛に塗る) 結構簡単。学校にはバレるからしていかない。
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