❻❹ 天才すぎるよ
「やっだー不安になることないよ! 誰だって最初から上手く化粧出来る子何かいないんだから」
由美ちゃんに言われた後、落ち込んでいる雪を皆が励ましてくれた。
「えへへ、私頑張るね!」
(本当は頑張りたくないよー! 女の子辛いかも……)
弱音は吐かずに心の中で留めて、雪は現状女の子だから頑張ることにした。
(絶対避けて通れないもんね!)
「次は アイシャドウを使うから用意してね。でも、これは学校にはやらなくて大丈夫だよ! バレるとめんどいからね」
由美ちゃんに言われて、アイシャドウと書かれたパレットを取り出す。
白、茶色 、濃い茶色と3色入っているけど、どうやって使えば良いのかさっぱり分からない。
「先ずは、白色のところをハイライトとして使って行くよ!」
由美ちゃんにハイライトと言われても良く分からず、真白ちゃんから、鼻筋等に部分的に明るい色を入れて、立体感や艶を出すためにする事を教わったけど、やっぱり良く分かんなかった。
とりあえず言われた通り鼻筋等に指で伸ばして塗ってみる。
鏡を見たけど、自分では、何が違うのか全然良く分からなかった。
(本当に意味があるのこれ?)
「じゃぁ、終わったから、茶色の部分を使って薄く瞼に塗ってアイシャドウ入れるよ!」
由美ちゃんに、教わりながらアイシャドウを入れる……。
「次は、一番濃い色を使って眉毛描くよー、薄く描けば学校にはバレないよ」
本当は、アイシャドウで眉毛は描かないらしいけど、お金かかるからわざとアイブロウペンシルを買わなかったらしい……。
「へー、由美ちゃん使い方色々知ってて凄すぎるね」
失敗するかと思ったけど、自分でも上手く描く事が出来た! 雪は鏡を見ながら、なかなかの出来でニマニマしてしまった。
「はい、じゃぁ最後にマスカラだよー! 最初にビューラーを使います」
由美ちゃんにビューラーを使いますと言われたけど、買い忘れたらしく、買い物袋の中を探しても見つからなかった。
其れなら、私の使ってないのがあるからと言って、真白ちゃんが自分の使ってない方を雪にくれた。
「真白ちゃんさっきからありがとう!」
「良いよ気にしないでね」
真白ちゃんが微笑んでくれるので、雪も微笑み返す……。
(其れにしてもこれはどう使うんだろう?)
「こうやって、まつ毛を挟んで持ち上げるんだよ! 自分でやってみな!」
由美ちゃんに教わりつつ、恐る恐るやってみる。
「うひゃっ……痛い!」
思い切り瞼も挟んでしまい、思い切り失敗しちゃった。
(何これ無理無理……)
「やってあげるね!」
そう言って、美優ちゃんがやってくれたけど、凄すぎる! 全く痛くなかった。
(天才すぎるよ……!)
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(。ᵕᴗᵕ。)




