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3️⃣9️⃣ 雪は着替えていた

 一輝が部屋に戻ってくると、雪は新しい洋服に着替えて鏡を見ている最中だった。


 フンフンフン……鼻歌交じりで、鏡に映る自分を眺めて嬉しそうにしている。


(やっべぇ、めちゃくちゃ可愛いすぎる。洋服買ってきてあげて良かった)


「どう、私似合ってるかな?」


「うん、可愛いすぎるよ。似合ってる」


「でもね、スカート思った以上に短いんだよね……スカートに慣れないだけかもしれないけど、こんな格好で外出して平気なのかな?」


 雪は短いスカートが気になるらしい。鏡に映った顔が少し真っ赤になっているのが見て分かった。


 モジモジしているのは、どうやら自分に照れているかららしい。


「雪は可愛いから大丈夫だよ。とっても似合ってるから変じゃ無いよ。気になるなら中になんか履いたら良いんじゃないの」


「……大丈夫……えへへ……」


「履いた方が良いと思うけどな、パンツ見えそうじゃんか」


「へーきへーき!」


「おいおい、全く気にしないのかよ」


 雪は恥ずかしがる癖に、いつも対策はしないという……見せたいのか? それとも単なるバカなのか? まさか変態?


「気にしてるよ! 見られないように気をつけるもん。あ、でも、一輝なら見せてもへーき」


「へーきって……」


「嘘だよーん! 見ないでよね」


「う、うん……」


(ちょっと残念……って、変態かよ俺は……)


「じゃぁ、明日は天気も良いみたいだからどっか出掛ける?」


「うん、一緒に出掛ける! 学校の一駅手前にある駅の近くに、美味しいパンケーキ屋さんがあるんだけど、一緒に行かない? カップルや女の子ばっからしいけど、今ならカップルって感じで大丈夫じゃないかな」


「良くそんな店があるの知ってるな……誰かに教えて貰ったのか?」


「私が男だった時に、たまたまクラスの女子が話してんの聞いてたんだよ! 甘いの好きだけど、男じゃ入れないからって諦めてたんだよね。でも今なら行けるなーと思って……」


「そっか、じゃあ、せっかくだし一緒に行こうか!」


「わぁーい! やったあ! ありがとう。今から楽しみだなぁ」


 雪は目を輝かせて喜んでいる。


「女の子って、ちょー楽しい!」


「雪が楽しくて良かった! 俺も雪が楽しいなら楽しいんだ」


「何それ……」


 雪は微笑んだ。


「あっ、俺風呂入ってなかったから、入ってくるから……」


「待ってよ一輝、今日は一緒に入ろうよ! 私もまだ入って無かったから」


 雪が一緒に入ると言ってついて来ようともしたので、それだけは好きだけど何とか断った!





読んで頂きありがとうございます。

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