3️⃣6️⃣ 雪が目覚めなかったことが原因だ。
すべては雪が、俺の部屋に来て、相談をした後に何故か寝てしまい、声を掛けて起こしても全く目覚めなかったことが原因だ。
俺は昨日、ずいぶん思いきったことをしてしまった。
雪を隣に寝かせて、一緒のベッドで寝てしまったからである。でも、俺は、そのことを別に反省はしていない。
そうして、今朝六時半、いつものように一番先に起きた俺は、ドアを開け部屋を出ると、パジャマのままトイレに向かった。
まだ空気が寒いからか、冷えているせいで、思わずぶるっと震えが来た。まだまだ、朝は冷えるなと思った。
部屋に戻ると、気持ちよさそうに雪はぐっすり眠っている。
俺はベッドに向かうと、雪の隣にそっと潜り込んだ。
(やっぱり寝姿可愛いよなぁ!)
昨夜は眠かったせいもあってか、普通に寝てしまったけど、今こうして、自分の隣に雪が寝ていると思ったら、急に心臓がバクバクしてきた。
(ドキドキが止まんねー!)
何故か雪の胸元のボタンが外れているせいで、胸がチラチラ見える……きっとそのせいもあるかもしれない……。
(やっべぇ……すっげー見えてる……)
一輝は思わず雪の胸元を眺めてしまった。ブラをしていないので、隙間から丸見えである!
ボタンどうしようかなと思いながら、雪のことを眺めてると、突然ムニャムニャ言いながらクスッと笑った。
「……雪……」
雪の耳元にささやきかけてみるが起きない!
そぉーっと、雪の頬っぺをツンツンしてみたけど、起きない!
またキスをしたい衝動に駆られたが、今度は我慢した。
寝言の後、また、寝息を立て始めたので、雪が目覚める気配は無かった。
(まぁいっか……)
また、視界に入る雪の胸元を、じっと眺めて幸せな気分に浸っていた。俺は変態野郎だ!
数分後、やっぱり起きようとベッドから出ようとした時である、雪に手を引っ張られた。
目が覚めたらしい……覚めていたのかもしれない……。
俺のパジャマの姿を確認した後、自分のパジャマ姿を確認すると、何故かボタンが外れていて、胸元が見えていることに気付いた。
「やだ……ちょっと見ないでよ! 一輝、私に何かしたんでしょ!」
とっさに布団で胸元を隠した。
「ばーか……何にもしてねーよ。あのね、 俺の部屋で寝ちゃったのはそっちだろ」
「あ……そうでした……ごめんね」
急いで胸元のボタンを閉めると、雪は起き上がり、ベッドからでると俺の腕に抱きついてきた……胸が当たっている。
(見られるのは嫌なくせに、ぶつかるのは気にしないのかよ!)
雪は全く気にしていなかった。
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