3️⃣4️⃣ 雪の相談
今日も寄り道してから帰宅したので、夕飯前には帰宅したが、随分遅くなった。
──コンコン──
ドアを叩く音が聞こえる!
「雪だけど……」
帰宅してから、直ぐに夕飯を食べ、別々に風呂も済ませると、一輝はまだ眠くないのに自分の部屋のベットで横になってスマホをいじっていた。
「……どうぞ」
ドアが開いて、雪が部屋に入ってくると一輝のベットの端に背を向けちょこんと座った。
「雪……ん?」
「……」
雪は黙ったまま、一輝に背を向けた状態で膝を抱えて座っている。
一輝が上半身を起こし、雪の頭を後ろからポンポン叩くと、雪は頬を染め、振り返りながら、上目遣いに俺を見るなり、背中に腕をまわし抱きついてきた!
──ぎゅっ──
俺も雪の背中に腕をまわすと、身体を密着させたまま、手の平に力を入れ、ぎゅっと強く抱きしめてやった。
家にいて、今は俺の部屋で二人きりだから大丈夫だけど、もし二人きりじゃなかったら、恋人同士では無いので結構やばい状況だろう……。
「おいおい、なにかあったのか?」
雪は首を上下に振り、「うん」と答える。
「雪が困ってるなら何でも話聞くよ、話して!」
「私ね、今モテモテになる能力が発動している最中なんだって……」
「アイドル級に可愛いもんな! 流石じゃん!」
(俺だって、雪が大好きなんだけどな……)
雪は、今朝上原先生に呼ばれて、応接室に連れて行かれた時のことを一輝に話した。
「でも、いい事なんじゃないの! モテモテになるなんて……」
一輝は雪の頭をポンポン叩く
「えっ、えっ、あっ……まぁ、そうなんだけどね」
「それでどーしたの?」
雪は今日、クラスの拓斗から告白されたこと、 三年の森川先輩からラブレターを貰っこと、大誠からも告白されたことを話した。
「あ、でも、大誠からのは絶対秘密だよ! 大誠には、これからもずっと友達でいたいからって断ったんだよ」
「あいつ、何やってんだよ! すげー驚いた」
「驚いたでしょ!」
でも、まだクラスの拓斗からと、森川先輩の返事は保留にしてあるから、次に学校行ったら、返事しないといけないことも伝えた。
「それでね、私二人になんて答えたら言いかわかんなくて……」
「雪は二人と付き合いたいのか?」
顔を横にふり、違うと伝える
「そっか……」
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