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3️⃣1️⃣ 大誠

 お弁当を食べ終わると、次の時間に昨日作ったしおりを配るため、職員室迄取りに行く事になっていたので、ジャンケンで決める。


  結果、ジャンケンで負けてしまった雪と大誠が、職員室まで取りに行く事になった……。


(私弱いんだよね! ついてないなぁ……大誠に沢山持たせよっと)


「えへへ、私またジャンケン負けちゃったよ! 残念」


「雪は何時も弱いもんな! 俺はたまたまだぜ!」


「たまたまって……大誠も良く負けてるじゃんか……」


「そうだっけか……でも、今雪と二人きりで嬉しい! 俺さぁ、雪が好きなんだ! 大好き」


「私も大誠のこと大好きだよ! もちろん友達としてなんだけど……」


「俺の好きは、友達としての好きもあるけど、それ以上の好きだから……最近、俺雪の事しか考えらんねーんだよ!」


「何それ、嘘でしょ?」


「嘘なわけないだろ……こっちは真剣なんだから! 雪さん、俺と付き合って下さい!」


 突然、大誠が私に向かって口にしたのは、仲の良い友達からの告白だった。


「えーっと……」


「いきなりでごめん! どうしても俺の気持ちを雪に伝えたくてさ」


「あ、うん……」


 友達から、恋人になるということは、これまでとは違ったスキンシップをするということになる。


(大誠と恋人に……価値観は似てるから、一緒にいて楽しいけど、別に二人きりでいてもドキドキしたことないよ!)


 可能性があるか、想像ては見るものの、大切な友達としてしか見れずにいる。女の子になったからって、大誠のことを異性として意識したことなんてない。


 どうしたら良いか分からなくなって、雪は困ってしまい、少しきまづい沈黙が続いた……。


(どうしよう……私何か言わないと……)


「あのね、気持ちは嬉しいよ。私も大誠のこと好きだもん。だから、私のこと好きになってくれて本当にありがとう。好きになって貰えてすっごく嬉しかったよ」


「……うん……」


「でもね、大誠は、私の大事な友達だから、これからもずっと仲良しでいたいの! これからも、ずっと友達でいたい!」


「そっかー、だよなー! でも、気持ち伝えること出来てよ良かったわ。スッキリした! これからも俺の大事な友達でいてくれよな」


「うん、分かったよ大誠!」


 まさか、モテモテになる力が発動しているとはいえ、大誠からも告白されるとは思ってもいなかった 。私が断ったら、これから先、大誠とは気まづい関係になるんじゃないかって思ったけど、ならずに済んだ!


 これからも私の友達でいてくれるって言ってくれた! 大誠はとっても優しい! これからも友達でいてくれる大誠を大事にしようと雪は思った。














 


今日もありがとうございます!

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