㉓ 恥ずかしくなっちゃった。
ようやくしおりを閉じる作業に三人は取り掛かった。
「やっとこの作業にこれたぜ! 俺はてっきり、今日の放課後にこの作業しないまま終わるんじゃないかと思ってたよ……」
「美優も今日の放課後は、雪ちゃんの話と、コピーするだけで終わるかと思ってた……」
「雪も、よく分からないけど、今日はこの作業しないのかと思ったよ……」
三人ともやらないと思っていたと答えたので、思わず皆で吹き出してしまった。
作業に取り掛かるまでに、無駄に時間か掛かってしまったけど、まだ時計を見ると、16時半だった……。
学校での作業は18時までやる事が出来るから、急げば終わるかもしれない。
三人とも無言のまま作業を続ける! 目の前に女子が二人いるからだろう、いい香りが漂ってくる! 一輝は一人幸せな気持ちになっていた。
それにしても、作業してるせいか暑い……とても暑くなってきたので、一輝が制服を脱ぐと、続いて美優と、雪も制服を脱ぐ……。
目の前にいる女子二人のブラが白いシャツから透けて見える……普段教室で過ごす時は、女子が近くにいないから気にならないけど、今日は近くにいる。
(全く、幸せでしかないけど、これじゃ急いで終わらせたい作業なのに、遅くなるな!)
気にしなければ良いのだろうけど、どうしても自然と視界に入ってしまうのだから、気になってしまう……一輝は目のやり場に困っていた。
雪は、一輝が目のやり場に困り出したことにすぐ気づいた。こっちを向かなくなってしまったからだ……。
どうしたのか不思議に思い、一輝に聞こうと思ったけど、何故か隣にいる美優に目を向けた。
すると、白いシャツからブラが透けてるのが目に入ってきた!
(わわわっ、この格好だと、見えてるよね……たぶん私も! だから一輝がこっちを向かないようにしてるのか……やばい凄く恥ずかしいなぁー!)
其れにしても、こんなに透けて見えてるけど、美優ちゃんは恥ずかしくないのだろうか? 良く考えれば、女子達が、皆同じような格好をしている……。
周りも皆同じような格好をしているから、別に、恥ずかしい気持ちとかが無いのかもしれない! でも、雪は、クラスで透けてる女子達を見ていたくせに、今の自分の格好に慣れてないからなのか、何でか恥ずかしい。
「わりぃ、俺ちょっとトイレ行ってくる」
一輝がトイレに行ったので、雪は美優に話し掛けた!
「あのさ、私、ブラが透けてるみたいで恥ずかしくなっちゃったんだよね! この上には何か着たりしないの?」
「え、透けてるのかな? 気にしたこと無かったよ。それに、ブラの上にキャミとかは着ないかな! だって暑いじゃん! まだ夏じゃ無いけど、暑い日もあるし……絶対無理だよ──!」
「恥」と言う言葉が存在しなかった。
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