名探偵藤崎誠の推理ショー
掲載日:2016/12/05
藤崎は手にある3枚のコインを相手にまず見せた。
そして、それらを手の中で隠し、華麗に3枚混ぜ合わせた。
相手は四角く、小さめの木製テーブルにロックグラスを置くと、
藤崎の手先を注意深く見つめる。
「何を始めるつもりだ?」
向かいの男が尋ねた。
藤崎は無言で微笑む。
「マジックか?
コインが消えるんだな」
藤崎が首を振る。
「増えるのか?」
男はテーブルから舐めるように藤崎を見上げる。
藤崎はまた首を振った。
「どうなるのかを推理しろってことだな。
名探偵藤崎誠からの挑戦状だな」
藤崎は少し大きく微笑んだ。
男は頭を抱えて考えた。
目をつむる。
天を見上げる。
何度も首を振る。
「ダメだ。
もう教えてくれ」
男は手を合わせた。
藤崎はニヤリと笑う。
止まっていた手を動かす。
すると、テーブルには鳥の首が・・・
胴が・・・
足が・・・
一羽の鳥が降り立った。
「くだらね~
じゃあ、懇意でもいいじゃん。
それに遺恨でも」
テーブルには『イ』、『ン』、『コ』と書かれた3枚のカードが並べられていた。
名探偵藤崎誠の推理ショー、またの名をなぞなぞ。
満足いただけたでしょうか。
もうないか~
このシリーズ・・・




