表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
語彙力のない物語  作者: 氷見 脂身
1/1

まんじゅうこわい



「正義とは何か

悪とは何か


世界は矛盾している


嬉しいことが起きたとして、それが幸福か不幸になるかは人それぞれであり、その幸福が多ければ誰かしらかが請け負う形になる場合もある

例えば、魔王は魔界の民を幸せにしたくて勇者と戦う

勇者も世界のために魔王と戦う

そして、勇者は魔王を倒して世界は平和に倒された魔王は死に魔王の関わる人々は迫害などにより不幸へ

といった、幸福があるなら相対的に不幸がでてくる場合がある


それについて、誰しもこの世の理りだから仕方ないと受けてる人も多くいるだろう


しかし、その問題はいとも簡単に解けることが可能であり、変わる事は全くない


それは全てのことに感謝することを怠らないことであり、逆に怠る人間ほど負の連鎖にはまり抜け出せないのである


例えば朝、起きることに、血が巡ってることに、足が動くことにと色んなことにありがとうと感謝の意をしていくことによって些細なことに対して感謝でき、そしてもっとプラスの思考になっていくのである


逆に、全てのことに対して感謝の意を込めなかった場合全てのことが嫌になっていく、そして気付かないうちに自分の首を締めながら毎日を過ごしていくのである


つまり私が言いたい事は授業中に居眠りしてもそれは皆が許容してくれれば私はすっきり仮眠が取れ、そして授業は楽しく受けられる

私は許されるべき人間なんだ!」

と高校2年生になる四ノ宮 美優は授業中の居眠りについての反省文もとい証明文を書き終え、先生に提出し、学校玄関を抜け駐輪場に行き自転車に乗った。


この証明文は自分の中でも最高にできたと言っても過言ではないか、もうテンションが上がり美優の自転車を漕ぐ足が速くなる。


次第に世界が加速し始める。

この感覚が自転車を乗る時、とても気持ちがよくて自転車を乗ることがやめられない。

そして、世界は私しかいないのだと思わせてくれる。とても気持ちがいい。


しかし、積み上げてきたものは一瞬に破壊される。


高速で走ってる自転車は曲がり角を曲がった瞬間、突然学生服を着た少年が現れる。

突然の自体に自転車はブレーキをかけても少し勢いよく前に出てしまう。否応なしに美優の自転車とその少年がぶつかってしまう。

「ふぁっ!?」と叫び、戸惑いながらも「えーと、大丈夫?」と少年に声をかけた。


少年の学生服は美優が通ってる学校の制服だったため、すぐ気づいたがその少年を校内で見たことない。


彼は顔を上げ大丈夫と微笑みまた歩いた。


しかし、美優はその笑顔をくれた男子生徒に対して疑問があった。

学校では制服に学年が識別できるように胸元にローマ数字のバッジをつけるよう校則で定められていた。


その少年は美優と同じ学年のローマ数字の2を胸元につけていた。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ