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第6話 主食は方言です。

雪が積もり始めた今日、海馬は学校にいません!なぜなら…熊本に旅行に行きやがったあーーー!!!

ちょっと帰るーとか言っといてバリバリに楽しんでんじゃねえか!


「琉玖ー、放課後新しくできた犬カフェ行こー」

「え?あーうん」

「ちょっと、迅くんがいないからって元気なくなるのやめてよねー」

「いや別に海馬は関係ないしー」

「これは…恋だね。」

「はぁ?恋じゃないですぅー」

「いーや!私は騙せないよ。」

「してないから」

「まあいい、話はカフェでじっくり聞かせてもらうよっ!」

「やだぁー」


次の日、海馬が帰ってきた。

もう囲まれていやがる。

「ねぇねぇ!そういえばお前熊本弁全然出ねえよな!あれやってよ、『おっとっととっとって〜』ってやつ!」


(待てよ、それは私も聞きたい。方言フェチの私が黙っていないー!)


「いいけど、言えちゃうよ?」

「いいから早くー!」

「いきます。おっとっととっとってっていっとったのになんでとっとってくれんかったと?っていいよっと☆」

「おお〜すげぇ〜」

「最後に『っていいよっと』ってあるの知らんかったわ」

「あーこれ知らん人多いよな」

「流石熊本男子」

「まあここだけの話、ちょっとだけ噛みそうなったつたい」


(方言キターーー大好き。ずっと言ってて欲しい。私の隣で方言喋っててくれ。もう食べる(?)しかも噛みそうなったつたいってッ!方言出てますやんッ!)


「琉玖ーオタク漏れてるよー」

「あぁ…」

「やっぱ恋とは違うのかもねぇ」

「ほらね!言ったじゃん!やっぱ恋じゃないんだよねー」

「うっさい。もう、告って振られろー」

「うーわひっど。じゃあ私は可愛い可愛い凪桜ちゃんの恋は応援しませーん」

「ごめんごめんごめん」

「冗談だわ」

「まあ海馬のことは好きなんだけどね」

「えっじゃあ恋じゃん」

「いやなんかね、好きすぎて付き合いたくないんよ」

「……は?」

「私結婚願望無いって言ってるじゃん、じゃあ付き合ったらその次が別れしかないんよ。でも好きだから別れたくないじゃん、だったら付き合わず好きのままでいたいよねって話」

「あーわからんくもない」

「そゆことよ」


そんなことを話してたらスマホがなった。


【Eternix ドームツアー決定!】


「ええええ!凪桜やばい!Eternixドームツアー決定した!」

「ええええ!すご!いついつ!」

「来年の12月から!」

「……」

「……」


受・験☆


「だああああ最悪ー」

「めっちゃ受験やねー」

「逆にモチベ上げるため一応応募しとく…?」

「アホか。あんたバカなんだから迅くんに勉強教えてもらえ」

「本物には勝てんよぉぉぉ」

「まあまだあるから。1年我慢して再来年爆発させればいいじゃん」

「うぅ、わかった…」


覚悟を決めた、2年冬

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