本部への道
時限虚空は、発言する条件の条件がある、最強故に面倒な能力なのである。
それでは本編どうぞ!
「……で、アイツ結局どうやってしまったんだ?」
運転しながら俵がそう言った。
富士谷達は神无露町中心部を出て、藤港へと向かっている。そこに何かがあると言う話だ。
藤港へ行くには「風吹山」を越えなければいけないのだが、先月の豪雨で土砂崩れが発生し、高速道路やバイパスがが崩れてしまった。
「どっから行こうって言うんですか?」
今現在神无露町から藤港へ行くには、隣町から回るのみ。少なくとも1時間はかかる。急を要しているのにどこから行こうと言うのか……。
「はい……はい、もう10分で着く予定です…………」
「おい、10分は無理あるだろ……」
恐らく本部とやらからの電話なのだろう。本当に後10分で着くことが出来るのだろうか。
しばらく車を走らせ、風吹山麓の旧神无露ICまでやって来た。俵は車を止めて降りるように指示し、高速にある風吹山トンネルへと向かって行った。
「え……? ここ通って行くんですか?」
トンネルの中に入ろうとするメルと俵に富士谷はそう言った。中は土砂崩れで通れないはずだ。
「ええ……中に隠し通路があるんです」
「直接本部につけるルートだ……逸れるな」
暗いトンネルの中を富士谷達は進んで行く。逸れてしまっては行きも帰りもわからない。しばらく進むと、一同は左側へと寄った。
「ここら辺だな…………あった」
ガチャン!
扉が開く音が木霊する。富士谷達は扉らしき物を通り、階段を降りていった。
「非常階段……ですか?」
「……ちょっと違うかもしれません」
そんなことを言っている間に、どうやら1番下まで降りた様だ。
「着いた……ですか?」
「まだだ……後100m先」
「結界が張ってあるので気をつけて」
「……結界?」
そう言うとメルは富士谷の目に触れた。なんだか変な感じがする……。
「なんなんですか? これ……」
目の辺りが何だか熱い。そして何かが見える……!
「富士谷さん……見えますか? あれが結界です」
よく映画で見る赤い赤外線レーザーみたいなものが
見えて来た。これに当たると……
「触れると爆発します。気をつけて」
(燃える飛び越して爆発すんのかい)
数は言うほど多く無い。富士谷達は難なく突破して本部入り口へと辿り着いた。
ただ扉が開かない。合言葉が必要なようだ。
「mya-mya, athotho & toto」
"………athotho & toto-too"
「toto-too」
"お帰りなさい meru、wara"
「我らがA.F本部へようこそ」
お疲れ様でした。
もう7話です。ここまで読んでくれてる人に感謝!
これからも描いていきますので頑張ります!
応援よろしくお願いします!