ジャンケンの花束
=貰う側=
パパ:ただいま……
子供:おかえり~!(抱き着く
あのね、あのね!
今度、ジャンケンの花束貰うの!
パパ:お、おう、良かった、
子供:大きくなったら、店長さん見たくなるんだ!
パパ:そうか、勉強しないとだな。
子供:うん!(走り去る
ママ:おかえりなさい。
パパ:……どう言う事?
ママ:それが……
スーパーの食品の花束を、貰えるのあるでしょ。
パパ:うん。
ママ;それが当たって……
パパ:おぉ! 凄いじゃん!
ママ;うん、だけど……
子供が、店長さんにジャンケンの花束欲しい。
ってリクエストして……
無理なお願いをしてしまったような……
パパ:あぁ、そう言う流れ……
ママ:大丈夫だと思う?
パパ:うーん……、店長さん困ってそうだった?
ママ:困ってなかったと思うけど……
パパ:じゃあ、大丈夫だよ。相手もプロだし。
ママ:うん……
パパ:なんか不満?
ママ:日頃からあのスーパーに感謝してるから、
無理を言ったみたいで……
なんか、んーって……
パパ:感謝してると、感謝を受け取りにくいよね。
ママ:うん……
=贈る側=
店長:じゃ、じゃ、じゃん、けん~♪
(自作のジャンケンの歌を歌う
レジ:青果部門君。
青果:はい。
レジ:なんか店長の機嫌、凄く凄く良くない?
青果:あれ、レジさん、知らない?
レジ:はい。
青果:今回は、ジャンケンの花束を作るらしいよ。
レジ:ジャンケン?
青果:お客さんの子供にリクエストされて、気合入ってる。
レジ:なるほど……
店長:カニは、チョキ~♪ 食パンは、パ~♪