表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

4:51

作者: わをん

夜、人の音がうるさいと思った


朝、起きるといつも通り鳥たちが鳴いていた


なぜか鳥たちの鳴き声はうるさいと思わなかった


朝、ランニングをした


小さな坂を登りかけた時


古びた車庫の様な建物の前に一匹の猫がいた


私を見るでもなくただただ


私のならす足音を見ている様だった


海の近くの道に行くといつものカラスがいた


いつも通り私にここに近づくなという様に


うるさく何度か電柱を渡りながら追いかけてくる


これは前の経験から考えると


「俺らはここで飯をとるんだから邪魔をするな」


と言っているようだった


なぜかというと以前もカラスがうるさいと思いながら


不思議に思い周りを見るとカラスが


小さいネズミの様な生き物を捕まえようとしていた


その時はメガネをしていなかったので


本当にネズミかどうかは分からない


でも多分あっているのだと思う


今日さらにそう思ったのは三叉路を通った時だ


帰りの道を歩いていると


右の道にカラスが二匹やってきた


またカアカアと鳴いている


試しに左の道を少し進むと静かになった


なので少し振り返ってみるまた鳴いてきた


また前を向いて進むと静かに


また後ろを向くと鳴いてきた


なのでそのまま左の道を通っていった


するとそこには一匹のカラスがいた


一匹だからなのか


狩りの邪魔にならないからなのか分からないが


そのカラスは鳴いてこなかった


カラスにも色々なやつがいるのだろうか


ねこはねこ


カラスはカラス


人間は人間


私は私

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ