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3ヶ月記念日

作者: 知池敬隙
掲載日:2008/05/12


芋けんぴが好きな君。


食べながら、

「太ってるあたしのどこが好きなの?」

って君は聞くけど、

どこもなにも、

僕は君が好きなんだよ。



そしたら決まって、

食べながら、

「じゃあ、

あなたは太った人が好きなの?」

って君は聞いてくるけど、

太ってるからじゃなくて、

とにかく君が好きなんだよ。




僕が好きになった君が、

たまたま太ってただけ。




本当に大切なことは、

目に見えない。目に見えないから、

なかなか口から伝えにくい。伝わりにくい。



みたい。



でも、

そのよく分からない気持ちはありふれたものじゃないからこそ、

きっと大切に思えるんだと思う。



そのことに初めて気づいた、

本当に自分に必要な君なんだと思えた、



3ヶ月記念日という名の平日でした。







やがて、

君のぽっこり出ていたおなかは、


今も同じようにぽっこりと出ている。



けどそれは、

新たないのちが芽生えたから。


僕が

不安でこわくて立ち止まってしまったときも、


君が

寂しさで押し潰されそうな夜も、



君は一緒に歩いてくれた。

僕は一緒に抱き合って泣いた。


君と出逢えてよかった。



あの3ヶ月記念日は今でも忘れない。


あの気持ちは今も変わらない。


毎日暗いニュースが多い中で、

小さないのちが奪われたことを聞くと、


辛い。


いのちが弄ばれて、


悲しい。



いのちは、

喜びと幸せを運んでくれると信じてる。



だって、

君と僕の間と、

君のおなかがそれを運んでくれているから。



ねぇ。

今からお祝いしようよ。

お菓子もたくさん買っといたよ。



今日でいのちが生まれて3ヶ月。



昔と同じ平日だけど、

僕らだけの特別な日。



芋けんぴのある

3ヶ月記念日。


命が軽くとりだたされる今、それは許されてはいけないと思います。目まぐるしく変わる世の中に、心がすり減ってしまっているのかもしれません。世の中を変えるのは、総理大臣でもなければ大統領でもないと思います。あなたが僕が、人を大切に思える気持ちを忘れないことが、きっと心の寂しさを包んでくれるのではないでしょうか。あ、ちなみに芋けんぴはコンビニとかスーパーにあると思います。

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― 新着の感想 ―
[一言] 人の命を奪うニュースが、この話によって無くなるといいな、と思いました。
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