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第6話 転校生の謎


第6話 転校生の謎



転校生が来たその後、いつも通り授業は進んだ。


そして休み時間、高槻という転校生の周りにはたくさんの女子が集まっていた。


「ねぇねぇ、高槻くんってどこからきたの〜?」


「私ぃ、奏くんって呼んでいいかな?」


「明日私達と一緒に遊びに行かなーい?この学校の近所でいいお店知ってるんだ〜」


などと、随分な人気だった。私以外の女子には、だが。


しかし、そんな状態だが、高槻くんの反応は冷たいものだった。


「いや、この後用事あるから」


と一言。


「そ、そっかぁ」


と周りの女子達は嫌になったか諦めたかではけていった。私としては、私の席の後ろで騒がれるのはあまり嬉しくないからありがたかったが。


しかし、そんな中で先ほどの高槻くんを取り巻いていた女子達の声が風に乗って聞こえてきた。


「あの冷めた感じ、凄いかっこいいね!」


「ほんと、なんであんなロボット女なんかの後ろなんだろ。私があの席行きたかったぁ〜」


「あのロボットを端っこの席にさせたのはあんた達でしょ〜w」


「あ、そうだった〜w」


はぁ、まったく。なぜそんな裏で悪口のようなことを言うのだか。というかわざわざこの席にしてくれていたのか。私としてはありがたいの一言に尽きるが。


・・・それにしても、なぜ人は悪口など言うのか。


私は一つのことが気になるとどうにも考え込んでしまうな。


まぁ、ゆっくり考えることとしよう。


そんなことを考えていた私の耳にまぐろの声が届いてきた。


「ちきしょーーー!!!なんだ!?今どき女子とやらはああいうキザ野郎が好きなのか!?」


・・・なんなのだアレは。


そんな私の考えを知りもせず、まぐろは呑気に棚の上で足をぶらぶらさせながら文句を言っていた。


「いや!俺の魅力に気が付かないということはこの学校の女子は逆に遅れているのか!あ、そういや俺の姿は女子どもに見えねぇんだったw」


自分で自分にツッコむのか。


「なぁなぁ紫音〜、俺って結構いい男だよなぁ〜?」


知るかそんなこと


心の中で返答しておく。


そんなことはつゆ知らずまぐろはまた文句を言い始めた。


「なんだよ〜、お前今日はなんだか冷たいぞ〜?」


めんどくさいな、そんな事を思っていた矢先、高槻くんに話しかけられた。


「お前、ちょっとこい」


「・・・なんで」


「いいから、こい」


仕方ない、適当にあしらって教室に帰ろう。


そういうことで高槻くんに言われるまま、ついていく。


「お、おい!お前!俺の大事な養い主をどこに連れていく気だ!」


養い主ってなんだ養い主って。


ともかく、そんなことを言いながらまぐろもまたふよふよと飛びながらついてくる。


クラスの方では女子達が


「なんなのあいつ?ロボットのくせに高槻くんに近づくとか」


「ほんとありえなーい」


とか言っていた。私はいつものことだし無視して教室を出た。


だが、まぐろは


「なんでそんなこと言うんだよ・・・」


と小声でこぼしていた。


私は人気のない階段の踊り場に連れてこられた。


ついた直後、聞かれる。


「お前、こいつのことが見えるのか?」


まぐろを指さす高槻くん。


「見えるって、あんたもこいつが幽霊だって言うの?なら悪いけど、私そういうの信じてないから、それだけなら私帰るわ」


「お前、こいつが何者か知っているのか?」


「さぁ?勝手に家に住み着いてきた不審者ってことしか知らないわ」


それを言った直後「誰が不審者だ!」とまぐろが言ってきたが、相変わらず無視。


「不自然に思わなかったのか」


「別に、ちょっとしたお手伝いみたいなのが欲しかったから置いてるだけ、嫌になったら放り出すわ」


私は言葉を続ける。


「それに、こいつ記憶喪失だっていうから、元の場所に帰れとも言えないしね」


「ほう、記憶喪失か。だから俺を見てもこれは何の反応も示さなかったわけか」


ちらっとまぐろを見ながら高槻くんはそう言った。


するとまぐろも会話に加わってきた。


「おいキザ野郎!お前、俺のことを知っているのか?」


「そんな変なニックネームつけるな、お前、幽霊になってなおかつ記憶喪失でも、そういうところは相変わらずなのか」


「やっぱり知っているのか!教えてくれ!俺が誰なのか」


「・・・やだね、自分で調べな」


「は!?調べるってどうやってだよ!」


「知らないな」


「そんな無責任なこと言うなよ!ヒントぐらいくれてもいいだろ!」


「そこの女子にでも手伝ってもらえ」


「私?なんでそんな私に得なんてないことをしなきゃならないわけ?嫌よ」


「そうか、まぁいい、話は終わりだ」


そう言って立ち去ろうとする高槻くん。


だが、それをまぐろが許さない。


「俺はまだ話は終わってねぇ!」


「・・・」


それを見た高槻くんは懐から何かを取り出し、まぐろに近づけた。


するとまぐろはまるで電流で痺れたかのように痙攣し、倒れた。


そして倒れたまぐろを軽蔑するような目で見たあと、高槻くんはその場を立ち去り、その場には私とまぐろだけが残された。


ここまで読んで下さり、ありがとうございました!


さぁ、高槻くんがなにやら怪しいですが・・・?


怪しさがさらにかっこいい・・・


って感じがしますよね!(たぶん)


まぁそんなことはいいとして!


はい!やっと6話です!


結構話のネタって尽きないなぁと思い始めました。


いやぁ、すごいなぁ、自分の脳内ってどうなってるんだろう・・・


ま、作者のどーでもいい話はいいとして


唐突ですがTwitterやっているのでフォローよろしくお願いします!


最近小説専用アカウントをつくったので、そちらもフォローしていただけるとありがたいです!


@miyabikanako←本アカ


@roboyuumiyabi←小説専用アカ


です!ぜひぜひお願いします!


では、最後になりましたが


おなじみの?発狂コーナー!


うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°




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