第5話 転校生
第5話 転校生
学校で、1限の準備をしていたらなぜか学校にまぐろがいた。
しかし、結構な大声でまぐろがひとりごとを言っているにも関わらず、クラスメイトたちは顔色一つ変えず、あたかもまぐろがこの場にいないかのような立ち振る舞いをしていた。
誰も声をかけないのであれば、私もそれに従おう。
「おーい、しーおーんー!今日は体育あるのかー?」
「・・・」
「なぁー、紫音ー。聞いてるのかー?」
「・・・」
「体育ないのか?俺体育大好きだからさぁ〜」
「・・・」
こんな感じで、会話しないどころか目も合わせずに無視。
「なんだよ〜、少しぐらい話してくれたっていいだろー?」
まぐろはそんなことを言いながらふよふよと空中を漂い、後ろにある進路関係の本が既に入っている棚に座り黙り込む。
勝手に機嫌を悪くし、黙ってくれたのでほっておくことにした。
そうこうしているうちにチャイムが鳴りホームルームの時間になった。
なぜかクラスが少し騒がしくなった気がした。
担任の先生が到着し、話し始める。
「あー、今日はみんなが知ってるとおり、転校生がこのクラスに新しく加わる」
転校生か。だからこんなにもみんな騒いでいたのか。
「さ、もう入ってきていいぞ」
するとその転校生、が教室に入ってきた。
入ってきた途端クラスの私以外の女子たちが俗に言う黄色い声、とやらを上げた。
その転校生は暗めの青色の髪で青い目をしていた。
身長はそこそこ高く、クラスの女子たちの反応を見るに、イケメン、と呼ばれる部類なのだろう。
私は男のかっこよさなどわからないから何とも言えないが。
「さぁ、自己紹介をしてください」
担任の先生がそう言うと、その転校生は「はい」と返事をすると話し始めた。
「俺の名前は高槻 奏と言います。よろしくお願いします」
するとまたもや女子達から黄色い声が上がった。
男子達はそのような声援を浴びる転校生に多少嫉妬心を向けていたが、それでも悪くは思ってはいないようだ。
「よし、じゃあ席は櫻井の後ろだ」
・・・よりにもよって私の後ろか
まぁ、私は教室の一番窓際で一番後の席だから入れるのにはちょうど良いのかも知れないが
ちなみにだが、転校生が来た時のまぐろの反応は酷かった。
「な、なんだ!?あの妙に着飾ったような見た目は!?」
「くっそー!!俺よりモテやがって!いつか目に物を見せてやる!!」
だとか、馬鹿げているとしか言えないことばかり言っていた。
そしてそんなことを言いながらなぜか私の席の近くに移動し、空気椅子のような状態でいた。
その行動になんの意味があるのだろう。まぁ、気にしないことにするか。
そして転校生は席に着くために私の隣あたりを通った時だった。
ちょうどまぐろのいる場所を見て、少し目を見開いたかと思うと
「なんでお前がここに・・・」
と、隣にいた私ぐらいにしか聞こえない声でつぶやいた。
「なんでお前がここに」?どういうことだろうか。
まぐろの知り合いかなんかだろうか。
ところがまぐろはそれに気づくことなくしれっとしていた。
・・・結局のところその2人の関係性はその会話だけではよくわからなかった。
さぁさぁ、大激動(?)の第5話!
やっと高槻くんが出せました。
本当は3話あたりでだそうとしていたのですが、いやはや、小説とは、どう転ぶかわからないものですね(白目)
まぁ、そんな事はどうでもいいとして!
最近小説は結構ノリで出していたりするので、書く直前まで内容が決まってなかったりしますw
やばいですね・・・
なんとかこのノリを変えていけたらいいなと思います。
まぁ、作者の変わっていく様子を観察したいという方、ぜひ、私のTwitterをフォローして下さい!
@miyabikanako
で出てきます!
さぁ、ここまで読んでくださった方、ありがとうございました!
では、最後になりましたが・・・
いつも通りの発狂ターーーーイム!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ( ˙-˙ )