第4話 朝の災難
第4話 朝の災難
夕食を取りお風呂に入って、着替えて寝て・・・とそんな風にまぐろという新しい同居人?が加わったが、私はいつも通りに過ごした。
まぐろはどこで寝るのかと聞いたら
「ん?あぁ、俺は幽霊だから睡眠とかいらないんだ。だから、居間の方とかでテキトーに過ごしておくよ」
ということだった。いつまでその自分が幽霊という設定を言うつもりなのだろう。
まぁ、私の寝る時間を邪魔しては来ないようだからよしとする。
そして、朝
目が覚めると何かの焼ける匂いが寝室にまで漂ってきた。
「?」
気になって台所へ行くと、まぐろが何か作っていた
「何してるの?」
そう聞くとまぐろがこちらを向き
「朝起きてきて一番に言う事はそれかぁ?」
「何が」
「朝起きてきたらおはようって言わなきゃだろ?」
「・・・めんどくさい」
「まったく・・・ま、とりあえず、おはよう紫音」
「・・・おはよう」
「あ!今朝はな!俺様特製目玉焼きを披露してやるぞ!」
「要するにただの目玉焼きでしょ」
「何!?お前、俺の目玉焼きを馬鹿にするのか!?」
「本当のことを言ったまでよ、馬鹿にしたつもりはないわ」
「くっそぉ〜!!そこまで言うんだったら目にもの見せてやる!!」
そのまぐろ特製目玉焼きとやらはあと少し時間がかかるらしいので、私は先に着替えと学校に行く準備をすることにした。
諸々の準備が終わり、居間に戻ってくると、その「目玉焼き」という名の何かが机の上にあった。
「お!やっと来たな!ほら!これが俺様特製目玉焼きだ!」
「・・・どう考えても目玉焼きとは思えない色をしてるんだけど」
「それは、『俺様特製』だからだ!」
「目玉焼き」と呼ばれた何かは、まるで目玉焼きというものの概念を変えそうな見た目だった。
とりあえず、黒い。
普通の目玉焼きにある、あと白と黄色を基調にしたあの外見がことごとく粉砕されていた。
どこが黄身でどこが白身なのかさえわからなかった。
そして、部屋には焦げ臭いにおいが漂っている。
それに加え、なぜかその「目玉焼き」には醤油やソースといったスタンダードな目玉焼きにかけるものと別の液体がかけられていた。
「・・・ねぇ、この上にかかっているこれらは何?」
「ん?えっと、とりあえず何かければいいか迷ったから試しに冷蔵庫の中にあった調味料かけてみた!」
となると、醤油やソースの他に・・・
「醤油だろ?ソースもそうだし、あとマヨネーズとケチャップとお酢に、麺つゆ、コンソメなんかもあったかな?」
「・・・今日私朝食抜くわ」
そそくさと学校に行こうとする。
「お、おい!せっかく作ったのに残すなよ!」
「私いらないからまぐろが食べていいわよ」
そう言い残して家を出た。
そして学校
クラスに入ると、いつもの通り、クラスメイトの冷ややかな視線がなげられるが、そんなことは気にしない。
慣れている、というのもあるが、正直クラスメイトと関わる気は0なため、何も問題がないからである。
そんないつも通りに自分の席につき、1限目の準備をしていた時である。
「ふーん、ここが紫音の学校かー!」
・・・なぜこいつ(まぐろ)がここにいる。
続く
ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
作者の今一番の悩み事は
「書きたい内容が思いつきすぎて話が進まない!」
ですw
ほんとこれが一番辛いw
なんとか書かない話、書く話を考えて執筆はしているんですよ?一応・・・
まぁ!それはいいとして!
第4話!朝食の話がメインでしたがw
まぐろ特製目玉焼き、食べたい方はどうぞ私のTwitterまでw
@miyabikanako
で出てきますよーw(露骨な宣伝)
では!最後になりましたが、
発狂しましょー!!!
うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
丶(°▽、°)ノ