平成28年9月13日
ああ、髪が伸びてきました。
髪が伸びてくると大変ですよね。髪を乾かすのにも時間がかかるし、前髪が目にかかって前が見えなくなったりします。
特に授業中は黒板が見えなくて酷いですよ。細かい字を見ようとすると前髪が邪魔で隠れてしまうんですから。しかし最近、僕は目より耳から入ってきた情報の方が脳に溜まりやすいと気付いたので、あまり気にすることはありません。
まあ髪は明日あたりに切ろうと思っていますよ。あと数日の辛抱ですね。
それに、黒板の件に関しては、前髪がどうのこうのでなく、最近僕の目が悪くなってきているせいなんですがね。早く席替えしてくれないかなあ、とつくづく思います。
僕の席は後ろから二番目の席なのでけっこう遠いんですよ。なので赤や緑で文字を書かれたときには、字がほとんど見えていません。廊下が近いので夏はある程度涼しいんですがね。でも暑いときは暑いです。
長い髪といえば、これまた僕の黒歴史があります。それは小学生の頃の話です。この時期は黒歴史が多いような気がします。なんででしょうかね? それではお聞きいただこう。僕が散髪した話。
僕が小学生の頃、僕の母や叔母は、東方神起という韓国の音楽グループが好きだったんです。今ではメンバーが脱退して二人だけになってしまっていますがね。
それは置いといて、母達はその中でもジュンスが好きだったようなんです。ジュンスは東方神起を抜けたメンバーの一人で、今はJYJとして活動しています。
一方その頃、僕の髪は酷く伸びていました。しかしそれは、今のようなガサガサな髪ではなく、サラサラで若々しい髪でした。
そんな中、母は一つ閃いたようです。
「結武の髪型をジュンスみたいな髪型にすればかっこいいんでね?」と。
ジュンスの髪型は、前髪の片側が長いという、ゲゲゲの鬼太郎をかっこよくした感じの髪型でした。
それに対して僕は、外見などあまり気にしない性格だったので、特に拒否もせず床屋へ行くことになりました。――しかし、これが間違いでした。
床屋にて、美容師さんは僕にこう言いました。
「つむじがアレなんで、この人とは逆側の前髪が長くなりますよ。それでもいいですか?」
それに僕は、逆でもあまり変わらないだろうと思い、特に気にすることなく、「いいっすよー」と答えました。
その返答が、僕の運命を大きく変えたんです。
散髪が終わって、僕はようやく今起こったいる災いに気付きました。
「井上やん!」
そう、僕は、NON STYLEの井上のような髪型になっていたのです! おそまつ!
ジュンスの髪型はジュンスだったからこそかっこよかったんですね。他の人が真似すれば、井上のような姿となったしまうんです。まさに悲劇!
やってしまったやってしまった。しかし、これもまた若気の至りというもの。こういうことが若かりし頃にあってもおかしくないだろう。
それから僕は学校の笑いものとなりましたとさ(そのときの僕はなぜか笑われても特に負い目を感じませんでした)。
ちなみにサッカー少年のT君は井上ヘアの頃の僕が好きだったようで(ホモ的な意味ではなく)、「あのヤンチャっぽい結武が良かったわー」と言っていました。
ああ、あれから僕はかなり老けましたからねえ。中学校に入学したてのとき、初対面の人からは、「やべぇ奴」と思われていたようです。
なんでだろうと思って、その頃の写真が卒業アルバムにあったので、それを野球少年のY君に見せたら、「昭和のヤンキーみたいだぞ」と言われました。目つきが悪かったんでしょう。
人の見た目は急に変わりますから仕方がありません。おさらば!




