平成28年9月10日
ただ今、ジャズフェスにて曲を聞きながら、このエッセイを執筆しております。
皆さんはジャズフェスというものを聞いたことありますか?
ジャズフェスというのは仙台で毎年行われるビッグイベントの一つです。たくさんの人々が訪れて、定禅寺通りや勾当台公園、市民広場など、幅広い範囲で曲が演奏されます。
僕も前々からジャズフェスの存在は知っていたのですが、なぜか来れなくて、今年初めて来た次第です。
誰と来ているか? そんなの聞かないでくださいよ。愚問にも程度がありますよ。そんなの言わずもがな分かっていますよね。
――独りですよ。
いや、僕だって独りで来たかったわけではないんですよ。行けば誰かいるだろうと思って、会ったら勝手に合流しようと思っていたんですよ。
しかし、あんまり若い人っていないんですね。見回せば九割あまりが中年層かそれ以上です。僕の思っていたのと違う! 若い人はみんなアイドル系とかPOP系しか好きじゃないのか!
え、僕が老け趣向なだけ? そんな馬鹿な。僕は太宰治が好きで、吉幾三が好きで、かりんとうが好きで……。やっぱり老けているのかなあ。
そもそも、一人は確信していたつもりだったんですよ。同じ文芸部のS君!
S君は昨日、「ジャズフェスに行くべかな」と言っていたので、僕はすっかりS君が今日来るのかと思い込んでいたんです。しかし、今日S君に連絡してみたところ、明日行く予定だったのことです。
そんなわけで僕は独りになりました。
まあ、僕は独りでも十分に楽しみを得られる人間なのでいいんですがね。あともう少しジャズフェスを楽しむことにしましょう。
あ、ちなみに十月には、みちのくよさこい祭りが開催されます。もしこのエッセイを見ている人で東北出身の方がいるのなら、ぜひ見て欲しいですね。S君にも見てもらうことにしましょう。
それでは、アローンフェスティバルを楽しんできます。おさらば!
P.S. このあとバンドのドラムをやっているT君が来てくれました。ありがとうございます。おかげでより楽しかったです。




