平成28年8月4日
やあ皆さん。僕は今日も観音堂で猫ちゃんと遊んできたぞ。午後六時頃から七時頃までずっと遊んでいました。
ぶっちゃけた話ですね、猫ちゃんと遊んでいれば、ゆうに一時間は暇を潰すことができるんですよ。
今日は白猫ちゃんと黒猫ちゃんが来てくれましてね、色んなところに連れ回されましたよ。
まず白猫ちゃんが来てくれて、日陰でのほほんと風を楽しんでいたんですが、しばらくすると白猫ちゃんが木に登って、そのまま水道の屋根に上がって戻って来なかったんですよ。
それでまたしばらくしていると、別の猫ちゃんの鳴き声が聞こえたんです。それが黒猫ちゃんだったわけですね。
そして僕は黒猫ちゃんと遊ぶことにしました。やっぱり黒猫ちゃんは白猫ちゃんと違ってすぐ擦り寄ってきてくれるのでたくさん撫でたりして遊んでいました。
しかし、そんなことをしていると、いつの間にか白猫ちゃんがいなくなっていたんですよ。
そこで僕と黒猫ちゃんは白猫ちゃんを探しに行ったのですが、白猫ちゃんすぐに見つけることができました。観音堂のすぐ外にいたんです。
それで近寄ろうとしたのですが、突然白猫ちゃんは逃げてしまったんです。どうしてだろうと思ったら、それはおそらく、黒猫ちゃんのせいだろうと気付き、とりあえずまた黒猫ちゃんを連れて、白猫ちゃんのところへ向かったわけです。
外に出て少し歩くと白猫ちゃんはいました。だが白猫ちゃんはやはりすぐ逃げて車の下に隠れてしまいました。
それで僕はとんでもないものを目撃してしまいました。なんとすぐ近くに、第四の猫ちゃんがいたのです!
白い靴下を履いた黒白ちゃんではなく、少し太った、模様が大きな水玉のようになっている猫ちゃんです。
僕はすかさずスキンシップを試みました。しかし、デブちゃんはすぐアパートの影に隠れて去ってしまいました。
もっと猫ちゃんと仲良くなりたい、そう思った一日でした。
そういえば、実は僕、黒猫ちゃんだけに「一松」と名付けているんですよね。名前の由来はアニメ「おそ松さん」の四男です。彼は非常に猫が大好きで、猫に変身できる能力も持っているんです。それで、僕が一松に出会ったのはちょうどおそ松さんブームが横行していた時期なので、そのように名付けたわけです。
そして、それに関連する話なのですが、僕が黒猫ちゃんを一松と呼んでいると母親に話したら、「病んでいるんじゃないの?」と言われました。
失礼な! 僕はただ猫が好きなだけだ! それに、一松という名前は友だちと一緒に付けたんだ!
しかし僕がほぼ毎日猫と遊んでいると部活の友人に話すと、それだけで病んでると言われました。
僕って病んでますか? 病んでませんよね!
僕は猫と結婚します。
おさらば!




