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平成28年7月7日

 天気は曇り。

 いやあ、今日は七夕ですね。

 一年に一度、天の川に隔たれた織姫と彦星が再開を果たす日。

 もしその日に雨が降れば、天の川が氾濫し、二人を繋ぐ橋が崩落してしまうとか。

 そういえば最近、光害の影響で、天の川を肉眼で見ることがなかなかできなくなってきているらしいですね。

 科学技術の発達、それは自然の破壊と同じように進んでいきます。

 そして自然の破壊は宇宙(そら)の大河にも影響を及ぼしてしまうようです。

 天の川が消えたら、織姫と彦星はいつでも会えますが、意外にも二人は一年に一回しか会わないからこそ、何百年も愛し合っていけるのかもしれませんね。

 ここで一句出来申した。

 《天の川 光の闇に 埋もれたり》

 そうそう、七夕といえば短冊ですね。そして短冊といえば願い事。皆さんは七夕に何を願いますか?

 僕は、そうですね。いや、願い事というのは、自分の心の内にそっとしまっておくものです。

 僕の本当の願いは誰にも明かしません。ですが、切実な願いだけここに明かしておきます。

 文化祭で部誌が多くの人に読まれますように。

 ああ切実だあ。どうでもいいことだけれど、どうしてもこれは願っておきたい。

 文化祭において、文芸部誌というのはなかなか需要のないものなんですよ。

 コミックイラストレーション部や美術部などは絵など展示していて気楽に拝見できますが、文芸部は文字を読まなければ内容が伝わらないんですよ。

 実際美術部の作品も、文字を読むようにじっくり観察しなければ、その素晴らしさなど存じえぬわけですが、文芸作品はどう工夫しても中身を観察しなければ何も伝わらないわけで、人の吸引力があまりないんですよね。

 いやあ、不安です。

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