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平成28年6月22日

 天気は曇のち雨。下校中にぱらぱらと降ってきました。明日から本格的に天気が崩れるようなので、かっぱを着る覚悟で日々過ごさなければなりませんね。

 ただの思いつきですが、今日から天気も日記に書いていこうと思います。天気から得られる情報も多いですからね。一種の芸術を(たしな)む者として、自然の様子をしっかり観察していきたいです。

 しかし、これから雨が多くなると困りますね。

 実は次の日曜日、秋田でよさこい祭りがあるんですよ。

 秋田といえば僕のガールフレンドがいたわけですが、今ではもう別れてしまい、とても仲の良い友だちとなってしまいました。

 うん、僕は多崎つくる説がありますね。色彩を持たない多崎つくる。

 中身が空のため近づいて来た人はその空の容器に何かを投げ込み、容器が満杯になると近づいて来た人も満足して僕から去って行く。

 作中でそうではないことが決定されますが、今の僕の状態はこの状態とそっくりですね。僕は空っぽなのでしょうか?

 僕の中にはいったい何が入っているのでしょう。

 話が脱線しました。秋田のよさこい祭りの話でしたね。

 僕はその祭りに二回参加しています。普通なら三回参加しているはずなのですが、去年は秋田ではなく津軽の方へ出向いたので、僕にとっては今年で三回目の参加になります。

 確か今までの祭りはどれも雨が降っていたような気がします。ちょうど梅雨の時期ですから仕方がありませんけどね。

 しかし雨が降って何が厄介となるかというと、衣装が重くなってしまうんですよね。重くなると踊っている最中に衣装を踏んでしまい、破損するということがあります。

 現に僕が津軽でありました。袖が破けて一人アレンジされた衣装で踊っていました。微妙な意味で目立っていましたね。

 あれ、そういえばこの話前にもしたような……、気のせいですかね?

 しかし雨が降って良いこともあります。

 よさこい祭りってね、埃がけっこう舞うんですよ。踊り子が舞うと同時に埃も舞う。なんとなく上手いことを言ったような。

 それで、埃が舞うと、たくさん埃を吸ってしまうわけですよ。汚いですよ。

 呼吸するのは口だけではなく鼻でもしますので、鼻の中は鼻くそで真っ黒になっているようです。

 僕自身は経験ありませんけどね。あったとしても記憶にないです。何かと忘れっぽいんですよ。

 そういえば友だちとお互い忘れっぽかったりすると、ずっと仲良くいられると幕末志士さんが言っていたようです。また幕末志士さんですね。僕大好きです。

 ちなみに鼻くその経験があるのは例の元カノです。あ、彼女もよさこいやっているんですよ。今はお金のせいで活動休止中ですがね。

 それで、鼻くそですが、雨なら埃が水分に固められるため、あまり溜まらないようなんですよ。鼻もすっきりですね。


 晴れれば衣装は壊れないが、鼻くそが黒くなる。

 雨が降れば鼻くそが黒くならないが、衣装が壊れる。

 それなら晴れた方がいいですよ。

 てるてるぼうず作っとこ。

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