平成28年6月18日
ああぁ、暑いですわ。とてもとても暑いですわ。
これは熱火の世界のようなところでうずうずしい憎しみを舞い散らせながら暮らしている一族の仕業ですよ。
これはもう懲らしめてやらなければならないな。小さな針で腹をつつくようなやわっちい方法ではなく。
さて、ならば仲間が必要だ。何事も独りでは成せぬ。誰を仲間にしようか。
やっぱり暑さと正反対な環境で暮らしているヒューマンを仲間にする方が得策だろう。
よし、ペンギンを仲間にしよう。
見ているだけで涼しくなれるわあ。ああ、ペンギンと一緒にプールを泳ぎたい。かわいいなあ。
あともう一人仲間が欲しいところだ。
そうだ、海の中の生物、鮭を仲間にしよう。
これでどんなに熱くても海の中に潜れば安心だなあ。海の中で熱中症になれるのならばまたそれはそれでいいかな。
最後に桃太郎の法則に即してもう一人は仲間にしたい。
そうだ、ホッキョクグマを雇おう。
この分厚い皮膚で、どんな寒さにも対抗できる。これで冬も安心だ。
しかし、これでどう戦おうか。ホッキョクグマでならいくらか戦うことができるだろう。
ああ駄目だ、どうやっても勝てない。
そもそも僕はいったい何を想像してこれを書いているんだ。
わけの分からない展開を淡々と起こし、わけの分からない言葉をつらつらと並べる。
ついに頭が逝かれてしまったかあ。
これも何もかも、全て暑さのせいだ。
暑さが僕の頭を侵してしまったんだ。
誰か助けてください。この憐れな仔羊の一匹を……。
暑さにより頭がおかしくなり、試験の勉強に飽きた高校生の文章でした。




