平成28年5月7日
偏頭痛って痛いですよね。あれって何から来ているんですか?
睡眠不足ではないんですよ、きちんと寝ましたから。
となると肩こりですか? いや親からは全然こってないって言われています。
そうしたら、風邪ですかね? もうこれ全部風邪のせいじゃないですか。
そういえば以前、このようなフレーズが流行りましたよね。
「全部雪のせいだ」
この「雪」を「風邪」に書き換えれば、それはもう僕の気持ちそのものです。
そういえば先日、新潮文庫の「グッド・バイ」を読み終えました。
以前説明した通り短編集なのですが、やはり面白いものがありますよね。
特に「女類」! これは何か女性的な感動があります(このような感想をぶっ放して本当の太宰好きに怒られないか心配ですが)。この短編集は女性を嫌っている作者の気持ちを表している作品が多いのですが、「女類」は数少ない女性の清らかさというのでしょうか。そのようなものを示している作品でございます。
類似して、「眉山」もなかなか良かったです。何かこの短編集には仄かな温かさを感じますよ。そして結局太宰治という男はどのような男だったんでしょうねえ。
僕には全く見当も付かないんですよ。きっとどこの誰にも分からないと思います。
太宰の本当の気持ち――性格、それはいったいどれが本物で、いくらほど強いものだったのでしょう。
彼は本当に謎で、興味深い方ですよ。
真実は、恐らく永遠に、藪の中でしょう。
次は村上春樹先生の「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読みます。最近文庫本化されましたね。




