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平成28年4月15日

 今朝、父がオーナーに電話をしてくれました。

 明日の出勤に父が僕と一緒に出向いて、直接オーナーに話をしてくれるようです。

 ああ、僕は本当に父に助けられました。もし父がいなかったら、僕の命は尽きていたかもしれません。


 それにしても、コンビニというのは良心のない人間がたくさん来るんですよね。

 情けを持つ者は無し、落ち着きある者は無し、もっと他人に優しく穏やかでいられないものか。


 それに、持論ですが、根性とは優しさのことではないでしょうか?

 バイトをすぐ辞めるやつは根性無しだとかよく言われますが、根性があるからこそ辞めたくなるのではないのでしょうか。

 バイトは良心をある程度捨てないと全くこなせませんよ。

 なんたってコンビニの客の大部分は悪人なのですから。

 悪人の相手ができるようになるには、自分が悪人になるしかないんですよ。

 優しさの無い者には優しさを与えては駄目なんですよ。


 だったら僕は悪人にならなくては駄目なんですか?

 絶対になりたくありません!


 だったらもう辞めなければ、辞めないと自分が自分でなくなる。悪人をぶん殴る悪人になってしまう!


「努力」……それは好きなことをするために発揮するもの。嫌なことに努力しては、身も心も滅びて粉々の灰になってしまいます。

「甘えるな」……それは他人を見下してこき使う者の、自分を擁護するための言葉です。甘えることはかっこ悪いなど、誰が決めたのですか。


 僕は何も悪くない。悪いのは良心の無い悪人だ。

 悪人は僕を傷付ける。僕を殺す。

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