平成28年2月15日
風邪をひきました。けほんけほんと咳が出ます。ずるずると鼻水も出るし、たまに頭もがんがん痛くなります。熱はないのですが、だるくてしんどいです。
まあ、それでも小説は書くんですがね、このエッセイの方は少しの間更新を怠ってしまってすみませんでした。
そういえば先日、「風の歌を聴け」を読了致しました。村上春樹さんの作品は何かリアリティがありますよね。
鮮やかで清々しい情景描写、全てを明かさないもどかしさ、登場人物がときどき発する文学的な言葉、村上春樹はこういった書き方をするのだなあと、この作品を読んで思いました。
一人の小説家の作品を初めて読んでいるときって、凄く神秘的な感覚に包まれますよね。
村上春樹さんの場合、「1Q84」でそう感じました。特に登場人物に対してですね。天吾、ふかえり、牛河、個人的にこの三人が好きです。
太宰治の場合、初めて読んだのは「津軽」で、これに対しても何か温かみを感じました。
しかし太宰治に初めて衝撃を与えられたのは「人間失格」でしたね。理由は以前のエッセイで述べていた気がします。
次は太宰治の「斜陽」を読んでいこうと思います。これは以前読んだときは、あまりしっくりこなかった覚えがあるので、今回再び読み直して、きちんと内容を解き明かしていこうと思います。




