嫁にするなら陰陽師
幾何爆死してきたぜー
この時代に赤い髪の奴なんてほかにはいないだろう。
「晴明、お前人の家とかはぶっ壊すなって言ったろうが!」
「えっ、遊助!?どうしてここにいるのですわ?」
「そういわれてもな、というかここを襲撃するってどういうことだよ」
「そういわれても、仕事なのだから仕方ないのですわ」
こいつは陰陽師だったな。聖も妖力吸ってるから実質妖怪だからなのか。
「聖は悪いことしてないから、見逃してくれないか?」
「無理ですわ。首を持ってこいと言われましたし。証明のためとはいえ、首なんて趣味が悪いですわ」
「それなら、今日は帰ってくれるとうれしいんだけど・・」
「そういわれましても・・」
俺と晴明が話している後ろの虎丸たちは怒りを抑えられなかったようで、
「よくも聖様を!」
ととびかかって行った。
「お前ら、そいつは・・・」
「物騒ですわね」
晴明が蹴りを入れると、いとも簡単に吹き飛ばされてしまった。
「大丈夫ですわよ。手加減はしましたわ」
「それならいいんだが。とにかく帰ってくれ、お前と戦いたくはない」
「だから、これは仕事なのですから無理ですわ」
「そこを何とか・・」
何かいい案はないだろうか。戦って負けることはないが、こいつに怪我をさせたくはない。何とかできないものか、
「その・・・私だってあなたが嫌いではありません、むしろ好きですわ。だから、お願いをされると少し揺らいでしまいますわ」
「なら、お前俺たちと来ないか?」
「来る?どこへ」
「幻想郷だ。ここからいなくなれば仕事関係なくなるだろう」
「急に言われましても困りますわ。父に何と説明すれば」
そうだろうな。実際これかなりめちゃくちゃだ。自分でも何でこんなこと言ってるのかよくわからない。でも、このままだと話は進まないからな。
「じゃあ、俺がお前の家にいくよ。それで事情を・・・」
「あなたは妖怪ですのよ。騒ぎになってしまいますわ」
「なら、中から入るよ」
「え?」
俺は目の前の空間をさっと横に薙ぎ、スキマを出した。
「さ、ここから行くぞ」
「便利な機能をお持ちですのね」
「まあな。俺のものではないんだけどな」
俺と晴明は、後ろで怒っている永琳を無視して、スキマに入って行った。
「お邪魔しまーす。晴明ちゃん連れてきましたー」
「お主、何者?・・・妖気を放っておる、妖怪か、何をしにきおった!」
「父上、話を聞いてくださいまし。私は、この男についていきます!」
すると晴明のお父さんは少し考えてから、
「そこの妖怪、お前は人を殺さないか」
「いや、殺さないよ。妖怪ぐらいしか殺してないよ」
「・・・なら私は娘の目を信じることにする。晴明、お前は今日ここで死んだ。もう戻ってきてはいかんぞ。わかったか?」
「はい。晴明、必ず幸せになりますわ。遊助、よろしくお願いしますわ」
ん?なんかこれ俺が面倒見るみたいになってるけど、いいのかこれ。また永琳たちになんか言われそうだな。どうやって言い訳しよう。その後、永琳は怒りつつも、まあいいわと許してくれた。ただ、同居はしないでという話が出てきたときに、晴明が反論したため、話がかなり長くなってしまった。
自分で何書いてるのかよくわからないくらいカオス




