最初に来たのは・・・
期末に向けて寝ずに勉強して授業中寝る。意味あるのかな・・。
急いで家に帰ってみたが、まだ来ていないようだ。俺はほっと、息をついて家の中に入った。まだ家の中に家具も何もないしな。なんか創造しよう。この能力食べ物以外は基本的にいいのが作れるから便利だ。
「ほいほいっ、こんな感じのソファ欲しかったんだよなぁ。このテーブルもいいな」
とはいっても家が地下に広いので、地上は基本的に人をもてなすようにした。自分の部屋は下に置こう。
「さてと、あとは待つだけか。誰が来るんだろうな、誰でもうれしいけど」
「最初は私よ」
「うわっ、びっくりした」
後ろのはスキマを常時開いて置けるようにしておいたのだが、忘れていた。後ろから出てきたのは幽々子だった。
「また会ったわね遊助。ほんと今まで全然来なかったから寂しかったし、かわいがって欲しかったわ」
「ごめんごめん、まあお前が満足するまでそばにいてやるよ」
「ほんとう!?なら甘えさせてもらうわ」
取り敢えずこれで今はしのげる。しかしこの後どうしよう。
「で、何するんだ?」
「そうね、あなたと一緒にもいたいけど都に久しぶりに行ってみたいわ。静かなところが好きだけど、たまには賑やかなのも見たいわ」
「いいよ、全然。じゃあ行くか」
「ええ、連れてって、遊助」
幽々子周りに待ってる人魂大丈夫なんだろうか。
「一応お前亡霊だから、人間に見えるように錯覚の結界張っておくわ」
「大丈夫よ、別に皆気にしないわ」
「念のために」
「心配性ね。まあそんなに言うなら張られてあげるわ」
と幽々子は応じてくれた。まあ、これ張っておけば大丈夫だろう。
「じゃあ行くか」
「うん!」
都には相変わらず人がたくさんいた。幽々子は何百年ぶりの都で興奮しているようだ。
「ねえ、遊助!ここのお団子屋さん昔なかったー!食べようよ」
「わかった、わかった。袖を引っ張るな」
と団子屋に連れていかれた。まあ、里のおじさんの団子を食べてきたから、団子には厳しくいこう。しかし、店に入ろうとしたとき、
「そこの男と女、止まれ!」
と赤い髪に烏帽子をかぶった女の子に言われた。はじめはまさか俺たちじゃないだろうと思ったが、俺の肩をつかんできた。
「俺たちが何をしたっていうんだ」
「貴様、妖怪ですね?その隣の方は亡霊ですか、私の目はごまかせませんよ」
誰だコイツ、という気持ちとともにこれは面倒だなと思った。まず一般人にばれないように結界を張ったのに、なんだかよくわからない女に見破られた。さらに懸念すべきは
「う~~~~~う~~~~~・・・・」
幽々子がイライラしている。なんでか幽々子は亡霊になってからかなり食べるようになったらしい。一日5食だとかで妖忌さんが困っていた。ここは振り切ろう。
「とにかく、変な言いがかりはつけるな。団子食わせろ」
「っっ~~~!」
向こうが怒っているようだ。こっちの幽々子の方が怒ってるんだけど。
「じゃあな。血迷ったお嬢さん」
と最後だけかっこつけて俺は幽々子と団子屋に入った。やっぱ恥ずかしかった・・・。
レッツゴー陰陽師聞いてたらいつの間にか書いてた。




