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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第1章 東方の世界に転生しました
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綿月の姉妹

学校でアイディア考えてたら、ノートとられました。

 おれはいつものように、永琳の護衛として会議に来ていた。もちろん俺がそんな話を聞けるわけもなく、部屋の外で待たされているわけだが、まず襲われる心配はない。まずここに入るのは難しいし、永琳に恨みがある奴なんて一人としていない。この文明が築かれたのは永琳の力によるところが大きいからだ。よって俺は、そんなに警備をしなくても問題ないのだ。それでも一応、部屋の前にはいる。


会議が始まって2時間ほどたったところで、廊下の向こうから誰かの足音がした。どうも二人いるようだ。

「お姉さま、戻りましょう、お父様に迷惑です」

「いいのよ、パパいつも会いたがっているじゃない、それに永琳もいるわ」

永琳の知り合いか。確かお偉いさんの娘さんの教育係をやっているとか言ってたな。もしかしてその教えてる子供だろうか。


姿が見えた。一人は金髪、もう一人は紫の髪で、どちらも10歳ぐらいだった。大昔の永琳もこんな感じだった気がする。

「あ、あそこに人がいるわ。きっとここが会議室なのね」

「だめですよ、戻りましょう」

俺を指さしている。しかし妹らしい紫の子は姉を止めようとしている。妹の方がしっかりしているというのはよくある。そしてついに、目に前まで来た。

「お兄さん、ここは会議室なの?私パパに会いたいの」

「ダメだ」

俺はきっぱりと返した。当たり前なのだが、金髪の子は理解できていないらしい。

「え~、どうしてよ?」

「大切な会議だからだ」

すると金髪の子は、

「なら暇になっちゃったわ」

意外と素直だった。

「なら俺が話し相手になってやろう。それでいいか?」

「うん、いいよ」

乗ってくれた。

「俺の名前は遊助だ。よろしく」

「うん、よろしく」


こうして1時間ほど話していると、会議室の扉がガチャリと開いた。

「お待たせ、遊助・・・と、豊姫と依姫もいるのね」

「おお、永琳。二人の話し相手をしてたんだ」

やっぱり永琳の教え子だったか。すると最後に部屋から出てきた姫路が

「おおー、豊、依、どうしてここまで来たんだい?家で待ってろと言っていたのに。ほんとに甘えん坊でちゅねー」

ああ、こいつの子だったのか。まあなんとなく想像はしていた。姫路の髪紫だし、奥さんも金髪だったからな。

「おう、姫路、お前の娘だったのか」

「そうなんだよ、二人ともかわいくないか?」

「ああ、かわいいよ」

ここで姫路が

「この後、うちの妻がランチ作ってるんだけど食べに来ない?」

「永琳、別にいいか?」

「ええ、いいわよ。まだお昼の準備もしてなかったし」

「そうか、じゃあ行こうか」


姫路の家まで来た。偉い人の家っぽく、平屋建てで、さ〇えさんの家を2倍も3倍も大きくしたような家だった。うちも割と広めな方なのだが、格が違った。

「ほらほら、上がってよ」

姫路に促されるまま家に入らせてもらうと、奥さんが出迎えてくれた。

「どうも、お久しぶりです。永琳先生はいつもお世話になっております」

「どうもお久しぶりです」

「こちらこそ」

俺が彼女と最後に会ったのは二人が結婚したと聞いた時だった。ずいぶんと会っていなかったが、やはりここに住んでいるので、見た目は変わらない。


ランチは寿司だった。マグロを見つけて永琳が目を輝かせていた。

「さあ、どんどん食べてくれ、妻の料理はうまいぞ」

なるほど、確かにうまい。俺の創造した料理よりうまい。永琳にも勝つかもしれない。

「それで、遊助」

姫路が切り出した。

「この前言っていた稽古今日やってもらえるか」

「別にかまわんが」

俺は別にいつでもいい。永琳に警備はいらないからだ。

「二人は大丈夫なのか?」

「はい、大丈夫です」

と、依姫は答えた。だが豊姫は話している途中から、寝てしまったようだ。はっ、と豊姫は起き

「私もやる!」

といった。少し不安だがやるか。


よっちゃんかわいいなー

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