表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第6章 蓬莱お姫様と平安と
66/198

輝夜と妹紅と俺

永夜抄の次はまた幻想郷に戻ろう

 ある日屋敷にめずらしい客がやってきた。

「勝手ながら、なよ竹のかぐや姫を月に帰らせぬために兵を遣わせまする」

と言って頭を下げてきたのは、ほかならぬ天皇だった。天皇も虜にする輝夜、恐ろしい。まあ、そんなことを話しているのではなく、天皇がこういったのを皮切りにほかの貴族も続々と兵を派遣するといってきた。ここで輝夜の気をひきたいんだろう。輝夜は断っても断らなくても、この星の装備では勝てないことを知っていたので、適当にOKしていた。

「輝夜、いいのか?面倒になるぞ」

「いいのよ。別に勝てるわけもないんだし、そもそも帰りたくないから」

と言ってきた。まあ彼らに頼ることもないだろう。


 しかし貴族たちは相当な努力をしていた。どこで学んだのか、天皇を隊長にして親衛隊らしきものを結成していた。

「われら、貴族、天皇一同は、なよ竹のかぐや姫を全力で守りきるぞ!」

「おーっ」

やる気はありそうなのだが、貴族の温室育ちだからか、覇気がない。なので隊長の後ろでぼそっと、

「まだまだですね」

と言ってやった。この後声がさらに大きくなり、都中に男とたちの声が響いた。


「親衛隊のみんなは頑張ってるな」

「頑張りは褒めてあげるけど、振りむいたりはしないわ。それにね、私の親衛隊はあなただけよ」

輝夜に親衛隊のことを伝えようとしただけなのに、向こうはこっちに肩を寄せてきた。

「なんだよ。そういうのするの珍しくないか?」

「いいじゃない、私は永琳に見せつけてやりたいのよ。あなたの本当のお嫁さんは私ですってね」

なんて奴だ。だいたい、そんなことしたら俺が殺されるだろ。

「いや、私もいるぞ」

と最近ゲームに次ぐゲームで輝夜のライバルと言っていいほどの実力を付けた妹紅が顔をこちらに向けてきた。

「何よ、妹紅。あなたはゲームで私と戦えても恋じゃ勝てないわ。おとなしくネトゲ廃人にでもなってないさいよ」

「忘れたか輝夜。私はお前を殺すのが目的なんだぞ」

「言ってくれるじゃない」

周りに炎を出し始める妹紅と、光を放っている輝夜。家が消えそうなのでフォローしてあげた。

「まあまあ、二人とも落ち着けよ。俺は二人とも好きだぞ」

二人の顔は真っ赤になった。

「もうっ、やっぱりあなたはプレイボーイね」

「急に攻めてくるな!びっくりするだろ」

二人はそういいながらも、俺に近づいてきて、しまいには両腕に美女がいるという、両手に花状態になってしまった。

「まあ、ゲームでもしようぜ。俺たちそれが一番話が通じる気がするぞ」

またしてもゲームで徹夜することになった。

校外学習で鎌倉行ってきます

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ