輝夜と添い寝
二次創作以外のも書いてみようかな
平安時代は浴槽みたいなものはなかったはずなのだが、月の技術力なのか大浴場があった。垢すりだけとかは嫌だったから嬉しい。輝夜の後に入ろうと準備をしていると後ろから輝夜が来た。
「じゃあ、私もう寝るから。布団は私の隣ね」
「わかった」
という会話をしてから風呂に向かった。
「いやー、しかしでかいなここ」
改めて感心してしまうこの大浴場に俺は一人で浸かっていた。なんかこの湯、入浴剤まで入っているようで緑色だった。輝夜何持ってきたんだろうと思いながらはいっていると戸がガラッと開いた。そしてそこには一糸まとわぬ美少女がいた。湯けむりで誰なのか一瞬わからなかったが、長い髪とそのきゃしゃな体からすぐに輝夜だと分かった。
「お、おま、、輝夜、なんでここに?風呂には入ったんじゃなかったのか?」
「いいえ、入ってないわ。私はこれからはいるのよ」
なんかこれと同じようなイベントを前にも経験したことがある気がする。と考えていると輝夜が俺の隣にきた。
「ふ~ん、引き締まった体してるわね。喋り方とかも永琳の好みみたいね」
「そうか。で、お前から見た俺はどうなんだ?」
「いいんじゃない、男としては。でも私の相手にはまだまだ足りない部分が多いわね。女の子への気配りとか気持ち考えられてないところとか」
「そうか?」
「わからないところがいけないわね。ふつうお風呂に一緒に入ろうって女から誘ってきて断る?」
「断る」
俺が即答すると輝夜は手を顔に当てて、
「はあーっ、そこがあなたのダメなところね。せめてわたし好みに直していきなさい」
「お前好みになる必要があるのか?」
と聞くと輝夜の顔が急に赤くなり湯船にブクブクと沈んでいった。
「どうした?のぼせたか」
「うっさい!やっぱり駄目ね、あなた」
ダメだしされまくった。俺としては努力してるつもりなんだけどな。
「じゃあ、背中流してくれない?」
この流れを考えれば断るという選択肢はすでに消されている。
「わかった」
「ふぅ~、いいお湯だったわ。さてさて、私の日課のオンラインゲームは、、、、無いんだっけ」
風呂に満足したかと思いきや、ゲームがなくて落ち込むか。仕方ない。
「じゃあ、なんだ。パソコンでも出すか」
「えぇっ!?持ってるの?どこに」
と聞かれ、
「ここに今出すから」
とデスクトップパソコンを創造した。あれだけ文明が進んでもパソコンの形は変わらなかったな。携帯は最終的に米粒みたいなサイズになったのに。
「うわー嬉しい。さっきの訂正するわ、あなた女のことわかってるじゃない」
とパソコン一つで機嫌を直してしまった。マグロで連れた永琳の教え子だからか、物で簡単につられてる。
「気に入ってくれてうれしいよ。電波とかも作って月につなげるわ。周波数教えて」
という感じで、輝夜はネトゲをし始めた。
「ふあぁ~~、流石にもう寝るわ。今日は疲れたし」
「それはいいんだが、布団一つしかないな。一緒に寝るべきか、これ?」
「そうしてくれるとうれしいわ。あなたもだいぶ成長したわね、数時間で」
「そりゃどうも」
布団を創造することもできたが、ここも彼女のお願いに付き合ってあげた。二人で密着して寝ていると、急に彼女から声をかけてきた。
「私ね、ここに来たのは道楽とかじゃないの」
「じゃあどうしたんだ」
「私ね、罪があるの。どうしても償えない命を超越した罪。不老不死になったことよ」
「何故そんなことを」
「私は月の都に飽き飽きしていた。だから永琳に頼んで薬を作ってもらいそれを飲んだ。永琳は作っただけだから罪にはなってないわ」
「あれ、でも確か俺の知り合いが能力を使えば時は止められるんじゃ」
輝夜は首を横に振った。
「そうもいかなかったわ。時は止められた。体は老いなくなった。でも魂が壊れるのよ、形を保てなくなってね。だから月のみんなもいつか死ぬの」
「そうだったのか」
「ごめんなさいね、暗い話をしちゃって」
それっきり輝夜は話さなかった。
「永琳、いつか会えるよな・・・」
満月を見つめながら俺はつぶやいた。
ひじりんを出すタイミングがつかめない・・




