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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第4章 都暮らしと道教習得
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残り時間

最近ゲームする時間を小説に回すようになっていた。

神子には薬を与えて、体調をもどしてもらった。これでゆっくり修行していけばいいのに、彼女は考えを変えるつもりはないようだ。ゆっくり修行をすればいいものを。

「遊助~、大変なのじゃぁ~」

布都が廊下の方から走ってきた。

「なんだよ、布都。そんなに慌てて、神子に何かあったか?」

布都に尋ねると、彼女は首を横に振った。

「ちがうのじゃ。わしの家が、大変なことに、とにかく来てくれ!」

「わ、わかった」


布都に連れられて都の神子の家並みに大きな家の前に来ると、火が上がっていた。

「ここお前の家か?いったいどうして」

「それが、、父上が謀反の罪でと家に朝廷の兵が押し入ってきたのじゃ。それで戻ってきたらこの有様じゃ・・」

史実だと、物部は蘇我にやられている。ということはこれは蘇我氏の仕掛けたものなのか?そう考えていると、屋敷から兵士と貴族らしき人間が出てきた。

「ここの家の奴は、布都以外殺せ、布都は今回の件は何も知らないからな、、なっ、、戻ってきたのか、しかも遊助まで」

屠自古がこれを主導していたのか。政治が絡んでいても冷淡すぎる。

「屠自古、どういうことだ」

「これは、違うんだ遊助、私は父上から頼まれただけで・・・」

「いや、それでも殺すなんて言葉をそんな冷淡にいうなんて、俺の知ってるお前じゃない」

俺が屠自古を問い詰めると、布都が制した。

「落ち着くのじゃ遊助、父上たちに何があったかは知らぬが、我々と屠自古は同じ目的があるのじゃ。ここでいさかいを起こしてどうする」

布都が親よりも尸解仙を優先させるのも、認めたくないが、神子のためでもある。

「わかった。でも布都の家族を殺すのは待ってくれないか」

「わかった。それは父上に頼んでみよう」

屠自古は納得してくれた。とにかく、神子だ。


帰り道で布都は俺に話しかけてきた。

「お主は、わしのことが嫌いになったのではないのか?親を見捨てるような非道な行いをする女子を」

「いや、少し迷ったけど、神子のためっていう気持ちも十分わかったから」

とはいっても、屠自古が憎くないわけはないだろう。


神子の家に帰ると、神子が元気に迎えてくれた。薬は効いているようだ。

「おかえり!今日は私が夕飯を作ってみたの」

貴族の娘が料理を作ることはまずないだろうから、おいしくないと思ってかかった方がいいだろう。

「さあ、食べて食べて」

「いただきます」

とは言ったものの、正直見た目がカオスなことになっていて、箸が付けられない。どこぞの漫画で見たことのあるダークマターが出来上がっていた。こんな奴が薬なんて作れるわけないな。

「というか、どうして急にこんなことしたんだ?」

「後もう少しで死ぬから、いろんなことしてみようかなと思って」

「いや、死ぬわけではないな。復活するし」

「ふふ、そうね。というか話そらさないで食べなさいよ。私の作ったご飯が食べれないっていうの?」

顔がマジだ。これは食べないと。一気に黒い塊を飲み込んだ瞬間、俺は大空を飛んだような感じがした後倒れた。

次は誰を出そうかな。

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