表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第4章 都暮らしと道教習得
43/198

口の悪いお嬢様

昨日は投稿できなくてすみません。エタることはないですからね

 青娥が来てからはや一ヶ月、神子も布都も道教にすっかり熱中している。俺は道教なんてやらなくても、すでに日とは超えているし、永遠の命もある。だから青娥に勧められても無視していた。が、皆が修業している間、俺は一人なので暇になることが多かった。今日もそんな日であった。

「あ~、最近熱くなってきたな。もう夏か」

手元に温度計を創造して測ると、29度あった。少なくとも、春ではない。この都にも慣れてきたが、服が暑すぎてどうしようもない。なんたって袖が長い。熱中症にもなりそうである。

「暇だし暑い~、どこか涼める場所って、そうだ!ひなたいるじゃん!」

忘れてた、とかいうと彼女に怒られそうであるが、丁度いい、高天原行こう。俺がテレパシーを使ってひなたに呼び掛けると、珍しくすぐに反応してこなかった。そして反応が数十秒後に帰ってきたと思うと、

「私は今所要により会話ができません。ピーという音が鳴りましたら、メッセージを残してください」

は?でれないとは。しかもテレパシーに留守番電話機能があるなんて、初めて知った。しかし、これだと、本当に何もできない。俺が都の通りをぶらぶらしていると、


どんっ


誰かにぶつかった。

「おいお前、気を付けろどこ見て歩いてんだ!」

妙に高い声で返されて、俺が顔を上げると、そこにいたのは布都と同じような格好をした女の子だった。

「すまない、というか言葉遣い悪いね、女の子なんだから直せば?」

そもそも彼女が誰なのかは、現世で東方見てきたからわかっている。しかしここで急に名前で呼ぶと、気味悪がられそうなので、やめておいた。

「うるせぇ!口は仕方ねえだろ」

なんかすごい失礼な気がするが聞いてみることにした。

「今すごい暇なんだけど、ちょっと話さない?」

かなり失礼だよ、やっぱり。相手貴族だし。

「いいぜ、私も暇だったしな」

以外にとおった。

「外で話してたら、暑くてしょうがないだろ。うちに来いよ。お前も身なりからして、農民とか下級貴族ではないだろ。だったら家でも許してくれるさ」

「ありがとうな、屠自古」

あ、やっちゃった。

「お前なんで私の名前知ってるんだ?」

「い、いやそれは・・・・仙人、そう仙人だからだ!」

まあ、嘘は言ってない。それに近い。すると屠自古は驚きながら、

「この前渡来してきた道教とかいうやつか!なら、頼みがある。ぜひそれを教えてくれないか?」

「いや、俺は別にかまわないけど、神子がなんていうかなぁ」

するとまたしても屠自古が驚いた。

「太子様を知っているのか!?ということは太子様も道教を、、」

「ま、まあとにかく話は神子のところで聞こう」


「それで、屠自古を連れてきたわけね」

「そうだ。まあ、別に教える奴が増えてもいいだろ、青娥」

「太子様がよろしいというのであれば、お従いします」

神子の家に連れてきて、事情を説明したら二人は許可してくれた。しかしその中で、一人不満があるものがいた。

「太子様、この者は絶対にダメです!この者の家は神仏派ですぞ」

「まあまあ、いいじゃない。物部と蘇我が仲が悪いのは知ってるけど、そんなにカリカリしないで」

「そうだぞ布都、家と個人は別だ。仲良くしてやってくれ」

俺と神子がたしなめると布都はしゅんとうなだれた。その様子を見て屠自古がニヤニヤしている。悪いお嬢様だ。

「まあ、今日は遅くまでやってくから、あなたも泊まっていきなさい。馬子さんに手紙書くから」

馬子というのは屠自古のお父さんのようである、神子が5分ほどで、手紙を書き終えると、それを小間使いに渡した。

「さてこれで今日から屠自古も一緒ね。頑張って仙人めざしましょう」


かれこれ5,6時間の修業をしていた。俺は見ているだけだったが、皆は疲れて寝てしまった。

「あ、遊助、ごめ~ん。さっきは連絡してくれたのに出れなく・・て」

そこにひなたが現れてしまった。俺の周りには4人の女の子、ひなたが表情を変えた。

「事情を聴きましょうか、遊助」

「いや、違うんだこれは・・・おい待て、何だそれ、そんなん刺されたら死んじゃう、ぎゃああああ!」

夜の都に俺の悲鳴が響いた。

4章短くなりそう

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ