河童を見に行こう
4章は神霊廟キャラだそうと思います
目覚めたらすでに日が昇っていた。ほかのみんなはすでに引き上げているようで、」ここで寝ているのはあれと嫁たちだけであった。というか、昨日一気飲みした後何があったんだろう、まるで思い出せない。しかし二日酔いのような感覚はない。まあ、一応ふた通い用の薬は作ってあるのでそれを懐から出して飲んだ。というか今日は寝かさないとか言っていたが、結局寝てしまっている。やっぱり無理があったのだろう。
「頭痛ーい」
「私もです」
文と椛が起きてきた。彼女たちはだいぶやられているようだ。
「おはよう、二人とも。まあ、この二日酔い用の薬でも飲んどけよ」
「あっ、ありがとう。あなたって薬作れるのね、今まで気にしてなかったけど結構すごいじゃない」
「いやぁ、それほどでも」
この薬確かに永琳と俺以外では作れない、薬屋でもやったら繁盛するんじゃないか、と思った。
「それで、今日はどうするの」
「いや、別に特に決めてないけど」
「だったら河童に会いに行ってみたら」
河童か、ここらにいるというのは初めて聞いた。
「面白そうだな、どこにいるんだ」
「ここから少し歩いて行ったところにある滝壺らへんにいつもいるわよ」
「へえ~、じゃあ、さっそく行ってこようかな。勇儀たちが起きたら一応この薬渡しておいてくれ」
俺は文に、さっき飲ませたのと同じ薬を渡した。
「はいはい、じゃあ気を付けて。夕方までには帰ってきてね」
「了解」
さて滝壺らしきところに到着すると、人影があった。ここで見てきた文たちのように、伝承のような見た目のカッパではない。東方projectで見た記憶のある、あの河童、河城にとりだ。流石にこの耳朶は機械なんかはないので、機械いじりはしていないし、服も違うが、明らかににとりだ。
「おーい、そこのかっぱさーん」
「ん、あ、人間かいあんた?」
「いや、妖怪兼神さ。まあ、神とはいっても信仰とかもらってないから名ばかりなんだけれど」
「ふ~ん、そういわれると妖力とかいろいろにじみ出てるね、あんた」
「そうだね。ところで、今日は暇だから来たんだが、なんか話さないか」
「私は里の妖怪とはあんまり話さないよ」
「なるほどそうか、残念だな~、こんなにみずみずしいキュウリがあるのに」
俺は手元に創造した新鮮なきゅうりを見せた。するとやはりきゅうりは捨てられぬようで、
「じゃあ、なんか話そうよ」
と言ってきた。
「そうか、ほらよ」
俺がきゅうりを投げると、それを受け取った瞬間かぶりついた。
「それで、俺は今日嫁から聞いてここに来たんだが、お前里の妖怪とは話さないとか言ってたな。どういうことだ?」
「私は、人を食べたりするのが好きじゃないから、あいつらとは距離を置いてるだけ。人間とは仲良いから」
「そうか。実のところ俺は元人間でな、いろいろあって妖怪になって神になったんだ」
「へえ~、面白い生き方してるね、あんた」
「そうだな」
そんなたわいのないことを話しているうちに夕方になった。そろそろ帰らないといけない。
「じゃあな、俺はそろそろ帰らないと」
「うん、私は暇だからいつ来てくれてもいいよ」
ありがたいことだ。嫁たちの相手を夜して、そのあと寝てしまっている嫁たちなので、昼間は暇なのだ。いい話し相手ができた。
「まあ、たぶん明日も来るよ。さよなら」
「さよなら」
俺は家路についた
テスト初日英語とか、やばいかも