里に帰ってみる
あと少し閑話続けたら、4章入ります
夜明けまで5人を相手にして何度か意識が飛んでいたが、無事生還できた。俺が起きたころには、隣で寝ていた人たちはみんな帰っていた。嫁たちは俺の近くでそれぞれ眠っている。これは後で栄養剤でも調合しないとだめかもな。そう思っておれは布団から這い出た。
しばらくするとみんなが起き始めてきた。
「おはよう、みんな」
「あ、おはよう遊助」
「で、今日はどうするんだ」
「そうね今日は「ちょっと待った」・・?」
「今日からしばらくは私たちの方に彼が来てくれる約束でしょ」
「え~、いいじゃないこのままみんなで一緒にいれば」
そういえば俺は妖怪の里の方に行くって約束だったな。でもみんなで一緒にいることができるのならそれが一番いいのだが。でもまあ、約束だしな。
「すまんな、ひなた。でも約束だからな」
「冷たいわねっ、私が嫌いなのかしら」
すねてるし。困った神様だ。
「安心しろ。何度も言ってるが、俺はお前のこと嫌いになったりしないから」
「・・・解ったわ、気を付けて行ってきてね」
「さてそれじゃ行きましょう、遊助」
「また酒盛りしようよー」
「そうだな萃香」
今回は俺が神になって手に入れたっぽい瞬間移動を使った。5人での移動は面倒かと思ったが、意外とすんなりいった。
「よしっ、着いたぞ」
4人が俺の手から離れた。重かったな4人は。そんなことを考えながら立っていると、
「遊助じゃないか、今までどこほっつき歩いてたんだ?」
里の知り合いが声をかけてきてくれた。
「ああ、まあいろいろあってな」
「そうか、そうかまあ無事で何よりだ。どうだいこの後一杯やっていかないかい」
「ああ、それはいいn「遊助、今夜は、、」やっぱだめだ。でもまた今度行くよ」
「ああ、嫁さんの方かい。まあ俺はいつでもいいから、気が向いたら来てくれ」
「わかったよ」
彼が行ってしまうと、
「今日も寝かせませんからね」
まじかー、この嫁たち大丈夫なのか。まあ、そういうなら付き合うしかないよな。
夜になって、恒例の宴会になった。昨日あれだけ飲んだというのに、里のみんなを集めて、円会い始めるんだから、本当に怖い。どんだけ飲むんだよ、妖怪で、神の俺でも結構来たというのに、嫁たちは全く衰えていない。飲みすぎだろ、本当に。
「お前ら昨日も飲んだんだから、体を大事にしろよ」
「なーに行ってるんでしゅか、遊助さん。まだまだですよ。もっと飲まないと」
「いやだから、「酒どんどん持ってこーい!遊助さんが樽一気飲みするぞ!」
え!?何言ってくれちゃってんのこの鴉天狗は?
「おっ、いいねえ。流石は、女を何人も満足させられる男遊助だ」
皆期待してるし、しかもなんか俺女を何人持って、なんかほとんど向こうに任せちゃってるから、そんなプレイボーイみたいな感じじゃないんだけど。とか何とか頭の中で言っているうちに、かなりでかいたるが俺の目の前に置かれた。
「さあっ、遊助さん、どうぞ!」
「こ、この量飲むの?」
「もちろんですよ、一気にお願いしますね」
やばい、死ぬことはないだろうが明日は動けないかもしれない。覚悟して俺は樽に口を付けた。
中間試験明後日だし!やばっ、勉強しないと。
小説は?大丈夫です、毎日投稿は続ける予定です




