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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第3章 神様暮らし
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ついに見つけた

明日体育大会ってホント面倒だな。

「いたよ、遊助が」

椛が遠くにある建物を見て言う。彼女の能力は千里先まで見通す程度の能力、つまりものすごく目がいいわけだ。

「ありがとう椛。全くやっぱり来てるんじゃない。あの土着神たち今度会ったら覚えてなさいよ。遊助にもお仕置きが必要ね」

「なんでもいいから早く連れ戻して、酒をまた飲めればいいよ」

文、椛も言う。

「さて、じゃあ、行くのか」

「そうだね、、いや待って」

遊助のもとへ行こうとする勇儀を椛が引き止めた。

「あの女がいるよ」

あの女とは、ひなたのことだ。彼女たちは彼女に勝つことができない。上級妖怪といえど、太陽の神に勝てるはずもない。

「いやそれでも行かなきゃならんし。私たちに会えば、遊助も帰ってくる気になるでしょ」

文が言う。

「さて、じゃあ行きましょうか」

椛は一抹の不安を覚えつつ、一行とともに遊助のもとへ向かおうとした。


「そこまでだ」

「だれ!?」

一行に声をかけてきたのは神奈子だった。

「今度は仲間でおそろいのようだな、鴉天狗」

「ええ、でも今回は遊助がいるのは知っているのよ」

やはり仲間がいるからだろうか、以前ほどこの神に対して緊張を抱くことはなかった。

「まったくおとなしくしていれば消されることはなかったものを」

「あんたで4人を相手にできるのかしら?」

「確かに天狗と鬼2人ずつは面倒かもしれんな。だが私には相方がいるんだよ」

すると後ろからあの特徴的な帽子をかぶった神様が出てきた。

「あーうー、私もいれば大丈夫でしょ」

「さあ、どうかしら。あなた弱そうだけど」

文の言葉に諏訪子は少しむっ、としていた。

「ミシャグジ様をなめない方がいいよ。祟り殺してあげるからね」

「まあ、言い合いしてても進まないわ。あなたたちを倒して遊助に会うだけよ!」

こうして両者が激突した。


「あら始まったみたいね」

「なにが?」

ひなたが不意に放った言葉に遊助が不思議がった。

「なんでもないわ。でも私ちょっと外出てくるから。家でゆっくりしてなさい」

「ういっーす」

ひなたは出て行った。

「とはいってもここ俺んちじゃないからな。何にもすることがないな」

何も知らない遊助は、こうして待っているのであった。


「ふっ、なかなかやるな。妖怪にしておくのは惜しいな」

「流石に神ね。私の本気を受け止めるなんて」

「あーうー、帽子が少し焦げたねー、こんなのは神奈子以来だよ」

「まだです!」

「そろそろ酒がほくなってくるな」

「それは私も同じだ」

6人がすでに疲労困憊というようなところである。どちらかというと神二人の方が消耗している。

「私もまだまだ弱、、い、、な」

神奈子はそう言い残して倒れてしまった。

「あーうー、私たちの負けだよー」

「じゃあ、これで遊助のところへ行けるわね」

「そういうわけにもいかないのよ」

今度は誰かと文たちは思った。

「妖怪のみなさん、お久しぶりね。うちの部下たち倒すなんてやるじゃない、でもここで消えてもらうのだけど」

「私たち遊助に会うまでは死ねないわ」

「あなたたち本当に彼のことが好きなのね、私を前にしても言えるなんて。でもそれは私も同じこと。だからあなたたちには消えてもらうしかないわ」

「あなたもだったの!?あなた泥棒猫じゃない!」

「そんなこと知らないわ。じゃあ、消えて」

急に日向が指を文たちの方に向けた。するとそこから光線が出てきて文たちに向かっていった。住んでのところで直撃を免れたが、太ももを焦がしていた。

「流石にこれじゃ死なないか」

「まだまだぁ!」

文たちはひなたに向かっていった。

3章も終わります

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