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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第3章 神様暮らし
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取り敢えず力の確認を

コーラ飲みながらだと、作業はかどるなー

 次に目が覚めたら朝だった。なんかとても大事なことを忘れているような気がするが思い出せない。今日どこかに行くはずだったんだけどなあ。

「ひなた、俺今日なんか予定入れてなかったっけ?」

「あら、それは初耳ね、私は何も聞いてないわよ」

ひなたも知らなかった。やはり俺の勘違いか。


 ひなたと俺が結婚し、二人だけの家がほしいと言ったら、土地を気前よくくれた。あとは俺の創造の能力で、ひなたの要望を聞きながら家を創った。できた家は、ここら辺では非常に目立つ、それは平屋の家が多い中で、ここ3階建ての現代風建築になっているからだ。そしてその家で暮らし始めたわけだが、疑問に思っていたことがあった。

「そういえば、神様って何ができるんだ?」

「そうね。私は太陽をつかさどる神で、パパはよくわからないんだけど、私の弟やお姉さまなんかは、特にお姉さまは、私の逆、月を操れるわ」

「じゃあ、俺ってどんな能力なんだ?」

「さあ、妖怪の神だけど、私たち自身あなたに神になってもらう時にどんな能力を付けさせるべきかわからなかったのよ。でも霊力はすごい高いと思うから、強くはなっていると思うわよ」

霊力ってなんだよ。まあ、物は試しだな。


家から少し移動したところに少し広いスペースがあったのでそこで試すことにした。神様って何ができんのかな。いろいろ考えてなんか地形を変えたりとかはできないのかと思った。

「では、さっそく。ていやっ!」

地割れとかできるかと思ったが、そんなに大きなものはできなかった。妖力使えばできそうな規模だったし。

「あーっ!神様って言ってもなんもできないじゃねえか」

ふてくされて石を投げた。力なんてほとんど入れていないはずなのに、ものすごいスピードで飛んでいき、そしてその先に合った山が吹き飛んだ。

「はあっ~~!?」

やばい、こんなの昔の俺じゃできなかった。石飛ばしただけでこれはやばい。向こうの山にいる妖怪とか大丈夫かな?

「で、でもこれは強いぞ。神様も捨てたもんじゃないなー」


家に帰ってくると、ひなたが、

「さっきすごい音がしたけど、まさか遊助がやったの?」

「そうだよ。石投げたら山が吹き飛んじゃって」

「気を付けてね。今のあなたそれができるってことは、なかなか危険よ。ちゃんとコントロールしてね」

「以後気を付けるよ」

かなり危険らしい。妖力の次は、霊力かよ。面倒だな。待てよ、妖力って俺どうやって習得したんだっけ?一人ではなかった気がする。でもだれとやったのかが、思い出せない。とても親しいやつだったような、そんな気がするのだが思い出せない。

「そういえば、お前料理しないのにキッチンつくらせたよな。なんに使うんだ」

ひなたは顔を赤くしながら、

「あなたに作ってあげたくて。でもできないからこれから練習するのよ」

俺のためにとはうれしいな。いい妻を持てて幸せだ。あれ?俺嫁前にもいなかったっけ?何億年も前にそんな女がいた気がする。つい最近にも。


いろんなものが記憶の底から湧き上がってきた。赤青の服を着た銀髪の女、金と紫の髪をそれぞれ持った。二人の姉妹、黒い翼の妖怪、一本角と二本角の鬼、犬耳の女。何か思い出せそうだ。そう、何か・・

「ぐっ、ぐあああっ!」

急に激しい頭痛が襲ってきた。あともう少しで思い出せそうだったのに、

「どうしたの、遊助!って、記憶封印の術が解けかかってるじゃない。結構固くかけたつもりなんだけどなあ。もう、あんまり心配させないでね遊助。あなたは私だけのものなんだから」

ひなたちゃん病んでるなー

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