神様が降臨してきた
エロ要素って書くのが難しい。人生経験足りなすぎですよね、中学生じゃ
あの後、俺は4人に能力の説明を求められた。あれは程度の能力というもので、俺は創造・想像の能力を持つということ、あとほかの程度の能力も使えるということを説明した。で、妖力のコントロールをしようとしたのも能力をまた使えるようにするためだといった。そして使えるようにしたかった理由は決まっている、
「コーラを飲むためだ!」
みなコーラを知らず、なんだそれという感じだったが、現物を作って飲ませると呆れられた。
「「「「これごときにか」」」」
と。その時ばかりは泣きたくなった。お前らの酒と一緒で毎日必要なんだよ、俺は!とはいえこれで力も戻った。これからどうしようか考えながら5人で酒を飲んでいると、夜なのに急に明るくなった。そして目も開けられないくらいまぶしい光が辺りを包んだ。そいて再び目を開くと、そこには見慣れたやつがいた。
「久しぶりだな。俺以外の奴がいる状態で会うのは初めてか」
「そうね」
そうか、というか今まで気づかなかったがこいつ女だったのか。
「お前神だよな?」
「そうよ。私は天照大御神、こっちでは神山ひなたって名前を使ってるわ」
マジか、こいつ超有名な神様じゃん。
「そんな大物だったとは知らなかったな。悪いなタメ口で」
「いいのよ、あなたと私の仲なんだから」
「ねえ、遊助、この人と何をしてたのかなぁ?」
文が少し怒っているようだ。語弊があるよ、その言い方は。
「変なこと言うなよ、昔から知り合いってだけで、こいつと会ったのは何十年ぶりだぞ」
「ふ~ん、そうなの」
文は納得しきっていないようだ。ほかの面々も同様に、怪しがっている。
「ふふっ、嫉妬しちゃうわね。私も加えてもらいたいわ」
また危ない発言をしてくれるな、この神様は。
「ところで今日は何の用だ。駄弁るために来たわけじゃないだろう」
「そう、単刀直入に言うわ。あなた前剣を想像してたでしょ。それを私に譲ってほしいの」
「なんだ、そんなことか。あんな剣いくらでも創れるぞ」
というと、彼女は、
「その剣、もう二度と創れないわ。だってあなたの力の半分がその剣に行っちゃってるんだもの」
え?そんな創り方をした覚えはないぞ。ただ普通に創って使っただけなのに・・・
「まあ、そういうことだから、その剣もらってくわね」
「いや俺の力の半分、と言われたらそう簡単に渡せないんだが」
「そう思って、いろいろ考えてきたわ。あなた今日この後予定ある?」
「いやないけど。だってよるじゃん」
すると彼女は耳元で囁いた。
「私としない?」
ぶっーーーー!
全員が酒を吹きだした。
「あら、別にいいじゃない。こんなにお嫁さんいるんだから。浮気ぐらいしても」
とか好き放題いっいる彼女に対して、今度は文が怒った。
「神様だからって、何でも自由にできると思わないでねっ!」
と振りかぶって殴ろうとしたが、それは最後まで続かなかった。文を天照が止めていたのだ。
「神様には勝てないのよ、妖怪じゃ。まあ、彼はすぐに返すから、安心して」
「そういう問題じゃないでしょ!」
文が言うが、彼女は動じない。
「あなたたちも、同じじゃなくて?彼を独占しないんなら私に貸してくれてもいいじゃない」
「くっ、それは・・・」
文が押し黙ってしまった。ほかの面々も何も言えない状態だ。
「いや、その通りなんだけどお前嫁じゃないじゃん。あと神様とか恐れ多いわ」
「何言ってんのよ、ため口の奴が恐れ多いなんて嘘なのはわかってるわ」
と言われてしまった。流石にこれじゃごまかせないか。
「とにかく、行くわよ」
と手をつかまれ、あたりが光に包まれた。目を開けた時はすでに見知らぬ場所だった。
「さあ、ここが私の、家よ」
神だからものすごいやつかと思えば意外と普通な一軒家だった。
「で早速なんだけど「いやだ」」
即答した。別にこいつが嫌いなわけじゃないが、あとで文たちに説明するのが面倒なので断っておいた。
「まあ、ほかのことならしてやるから。それで勘弁してくれよ」
「う~~~~~」
神様がご機嫌ななめだ、と思ったらふぅ、と息を吐いて
「それでいいわ。その代わり今度私のいう場所に行ってきてほしいの」
「それはどこだ?」
「大和よ」
ああ、最近人間の方で勢力を伸ばしている奴らか。
「でも、なんで?」
「あれ、私たちのグループなんだけど、まだ洩矢の国が反抗しているのよ。念のため行ってきてくれないかしら?」
「いいぞ。じゃあ、すぐその洩矢って国をつぶせばいいんだな」
「そうよ」
そうと決まれば話は早い。取り敢えずこのことをみんなに伝えないと。
「じゃあ、俺返るわ」
「え~、せめて朝までいてよ」
と彼女が言うので仕方なく朝まで彼女の話し相手になってあげたのだった。
COOLCRATEのライブ行ってきます