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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第13章 つくりかえられた幻想郷へ
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月からやってきます

 夜から日の出まで続いた不毛な戦いで、部屋はかなり荒れることになった。2人とも不通に寝てればそれでいいのにもかかわらず、さい州的にはスペルカードまで出してきて、屋根を消し飛ばしてしまった。


 そして今、俺、諏訪子、神奈子、蓮子とメリーが早苗と晴明にいろいろと言っている。蓮子とメリーはどさくさに紛れてこれに参加しているが、実際のところ関係ない。

「お前らって、なんかされた?」

「「眠りの邪魔をされた!!」」

「でも、お前らぐっすり寝てたよな?」

そう聞くと2人は黙った。やはりふざけて便乗しているだけだったようだ。2人を静かにさせたところで俺は早苗と晴明のほうに向き直っていろいろと叱った。時間的には3人でおよそ半日くらいだったので、ここでは触れない。しかし、2人とも反省はしてくれた様子であった。


~月の都 綿月邸~

「そういえば、いつになったら遊助は来るの?依姫、ちょっと地球を見てらっしゃい」

「そうですね、と言いたいところですが地上には穢れが多すぎますからね。少し準備をしてから向かいます」

「そうね、それなら私も行くわ。もし、遊助の態度しだいでは・・・」

「地上を更地にするんですね。まあ、ほどほどにしておいてください」

2人は桃を食べながら窓辺に座って話していた。その後ろには優曇華によく似たウサギもいた。

「レイセン、あなたもついてきなさい。地上のものはみな弱いですから、あなたのよい練習相手になると思います」

「あ、ありがとうございます」

レイセンは緊張した面持ちで答えたが、依姫は特に気にしなかった。


~里 慧音の寺子屋~

 俺はすっかり暗くなった夜道を晴明一人に歩かせるのも危ないと思い、スキマで里まで連れてきた。慧音のところに行くと、彼女は晴明が帰ってこなかったのを相当心配していたらしく、玄関先で彼女を怒った。そして、そのあと神社の屋根を吹き飛ばしたことを伝えるとさらに怒った。そして説教が終わると、こんどは俺に

「そういえば、月に関することで遊助に言っておきたいことがあるんだが」

と言ってきた。

「月に関すること、か。なんかあったのか?」

「いや、月から妙なプレッシャーを感じてな。もしかしたら、これもお前に関係のあることなのかもしれないと思ったんだ」

「そういうことか。心当たりはなくもないが、慧音たちには何も起こらないから安心しろ」

そういった矢先、突然空に巨大な船が現れた

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