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東方の世界に転生して頑張る的な話  作者: teyu
第13章 つくりかえられた幻想郷へ
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陰陽師と再会

 博麗神社を後にした俺と早苗と魔理沙は

「で、これからどうするんだ?俺はちょっと寄りたいところがあるんだが」

魔理沙はあたりを見渡してから

「私は帰るぜ。会いたくない奴に会いそうなんだぜ」

といって、箒に飛び乗って逃げるように行ってしまった。魔理沙も苦手なやつがいるんだな。

「遊助さん、わたしは向こうの人がたくさんいそうなところに行きたいんですけど、いいですか?」

「ああ、俺もそこに用事があるから一緒に行こうぜ」

しかし、早苗とは晴明に会いに行く前に別れておかないと早苗が何を言い出すかわからない。


「ここが幻想郷の中心なんですか?人がたくさんいますね!」

「だろ?向こうの世界ほどじゃないけど、幻想郷って人間も結構住んでるんだよな」

里の目抜き通りに当たるところには甘味処や服屋など様々な店が軒を連ねていた。とくに俺が昔ちょくちょく団子を買っていたところはだいぶ繁盛しているようだった。

「おっさんも元気にしてるかな」

「人が並んでますね。きっとおいしいからでしょう。遊助さん、早くいきましょう」

「そうだな。あそこは絶対うまいからな」

俺は早苗と一緒に団子屋に入っていっ。俺は誰かに見られているような気がしたが、気に留めなかった。

「遊助、ですわよね?あの緑の髪の巫女はいったい・・・?」


 1時間後、俺と早苗は勘定を済ませて店から出てきた。

「あっ、じゃあ私夕飯の食材を買ってから帰りますから遊助さんは待たずに帰って大丈夫ですよ」

晴明に会いに行こうと思っていたので、早苗の言葉には喜んで従った。無論、顔には出さなないが。俺は人ごみに消えていく早苗が完全に見えなくなるのをまってから

「さっ、晴明のところ行くか」

と俺は寺子屋があったと思われる方向に向けて歩き出した。


 寺子屋は里の中心にから少し外れたところにあった。前とは少し変わってるような気がする。

「今、授業中みたいだな。終わるまで待つか」

垣根の中から漏れてくる声に耳を立てると慧音らしき女性の声が聞こえる。入口の前で立っていると、

「そこにいらっしゃるのは、廿楽雄介ですの?」

かなり久しぶりだが、たしかに覚えのある声に呼ばれて振り返ると、

「やっぱり、生きていらしたのですね」

「晴明、お前やっぱり生きてたか」

晴明は服こそ、普通になっていたが、話し方は変わっていなかった。

「私、今ここで慧音さんのお手伝いをしておりますの。遊助も上がってください。いろいろ話したいことがあるのですわ」

「そうだな。俺もいろいろと聞きたいことがあるしな」

そういって俺は晴明の後に続いて寺子屋に入っていった

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